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【終了しました】オーガニックコットンから学ぶ環境問題~地球に優しい買い物を考える~

2020年11月7日(土)実施

私たちが普段着ている衣服の素材となる綿の栽培には、世界でもっとも農薬が使われていると言われており、生産国の土地や地下水の汚染が問題となっています。また、農薬による働く人々の健康被害やそれに伴う労働力不足が、児童労働や貧困の連鎖の原因にもなっています。オーガニックコットンは、化学肥料や農薬に頼らずに栽培されたコットンです。この講座では、世界の綿花栽培の現状を知り、オーガニックコットンによる具体的取組について学びます。また、児童労働や貧困問題の解決策となるフェアトレードについても解説します。環境と健康に配慮した製品の生産と消費について、講義とグループディスカッションを交えて学びます。

日時2020年11月7日(土)10:30~12:00(受付は10:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも
講師河内 桂太氏(NPO法人日本オーガニックコットン流通機構 理事)
定員20名(先着)
参加費無料
協力NPO法人日本オーガニックコットン流通機構
持ち物筆記用具

【当日の様子】
綿は、合成繊維に比べて5分の1のエネルギーで製造することができ、環境に優しい繊維と言われています。しかし、近年のコットン栽培は、多くの殺虫剤や農薬を使うことで土壌汚染や生産者の健康被害が問題となっています。世界保健機構(WHO)によると、毎年2万人もの生産者が農薬の薬害事故で亡くなっているとのことです。また、ファストファッションなど激しい価格競争の結果、立場の弱い生産者にしわ寄せがいき、正当な収入が得られないなどの問題もあると説明がありました。
日本オーガニックコットン流通機構は、スイスのREMEI社の「bioReプロジェクト」を支援しています。「bioReプロジェクト」では、コットン農家への有機栽培の指導をするだけでなく、地域のトイレや井戸の整備、学校の設立など、生産者の生活基盤のサポートも行っています。
講座の最後に参加者同士でグループディスカッションを行い、考えたことや感想を共有しました。
製品の製造過程に関心を持ち、環境保全と生産者の健康を守ることのできる製品を選択する重要性について考える機会となりました。


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