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【終了しました】暮らしの中のエコと防災

2022年9月25日(日)実施

日常的な防災対策はエコな暮らしにつながっています。例えば、太陽光発電への切替や家庭菜園などは、環境に負荷をかけない暮らしにもなり、災害時の備えにもなります。この講座では、エコと防災の関係や具体的な対策を解説し、暮らしの中に取り入れるためのポイントを学びます。また、災害時を想定し、必要な備えやアクションを考えるワークも行います。環境問題や災害に対する意識を高め、事前の備えや対策を行う大切さについて考えましょう。

日時2022年9月25日(日)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学を中心とした小学生以上の方(小学生以下は保護者同伴)
講師木家 浩司氏(一般社団法人プロボノ消防志 代表理事)

【プロフィール】
元消防士(28年間)。2011年東日本大震災の緊急消防援助隊として派遣された際、津波被害の凄まじさを目の当たりにし「災害に遭った人を助ける」という消防活動の限界を感じる。現在は「災害に遭わない人を増やす」ことをテーマに、防災普及啓発のための様々な活動を行っている。消防士として働く傍ら、2002年から杉並区で自然活動(ビオトープ)を開始。ecoな暮らしは防災に繋がることを実感し、「防災のためのeco暮らし」を提唱している。
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
防災にとって一番大切なことは、備えを先送りにせず「今やる」ことです。そして、自身のライフスタイルや住んでいる場所に合わせた備えを行い、災害や危険から身を守るための意識や行動力を高めることが大切だと説明がありました。
都市での水害対策として、グリーンインフラの解説がありました。グリーンインフラとは、社会インフラや土地利用において、自然環境が持つ機能を活かす取組のことです。一例として、雨水を直接下水に流すのではなく、花壇などを経由し地面に浸透させることで、台風や豪雨時の下水処理の負荷を軽減し、逆流や浸水のリスクを減らす方法について紹介がありました。植物が育つ面積を広げることでヒートアイランド対策にもなるとのことです。
最後に、エコプラザ内で大規模な地震が起きたと想定し、館内を歩きながら避難経路や注意点などを確認しました。
講座を通じて、災害への危機意識を高め、環境保全と防災の関係を考える機会となりました。


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