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【終了しました】【全7回】こども自然教室
エコプラザと区内の屋上菜園を使って野菜を栽培します。またビオトープでは昆虫と植物の生態を観察して都会の環境を学び、身近な自然について興味と知識を広げます。子どもが植物、生きものを観察し、自然と触れ合う体験の中から、環境について考える力を養います。
日時(予定) | 2024年5月~11月 【日程】 第1回 5月12日(日) 夏野菜植え付け 第2回 6月2日(日)サツマイモ・落花生植え付け 第3回 7月14日(日) 夏野菜の収穫と秋野菜の種まき 第4回 8月18日(日) 夏の菜園の手入れ 第5回 9月8日(日) 冬野菜の種まき 第6回 10月27日(日) 秋の野菜収穫祭 第7回 11月17日(日) 冬野菜の収穫と学習発表 ※第2回、6回は三田の戸板女子短期大学の屋上菜園、それ以外は港区立エコプラザで実施を予定しています。 【時間】 各回10:30~12:00(受付は10:15~) |
会場 | 第1回、3回、4回、5回、7回 港区立エコプラザ 第2回、6回 戸板女子短期大学 |
対象 | 港区在住・在学の小学1~3年生(小学2年生以下は保護者同伴) ※4月以降の学年とします。 |
講師 | 石井 真一朗氏(菜園アドバイザー) |
定員 | 10名(抽選) |
参加費 | 2,000円(全7回分) |
持ち物 | 長袖、帽子、軍手、畑で使う履き替え用の靴、タオル、飲み水 ※スカート、サンダルは不可。 |
【当日の様子】
第1回 2024年5月12日(日)実施
エコプラザの屋上菜園に植えつける野菜の説明がありました。これからは夏野菜を植えるシーズンで、この講座では夏から秋に収穫できる野菜を栽培します。
ミニトマトはバジルをそばに植えることで、バジルのにおいを虫が嫌い、トマトに虫が付きにくくなります。このように植物の特性を利用することで、農薬などを減らして野菜を栽培することができるそうです。
屋上菜園での作業では、スコップで土をならして野菜を植える場所を作りました。講師から植え方を教わり、サトイモ、ショウガ、バジル、ミニトマトの植えつけをしました。
室内に戻りカブト虫の幼虫のオス、メスの見分け方の説明を受けました。自分で選んだカブト虫の幼虫を持ち帰り、自宅で飼育して成長を観察します。
第2回 2024年6月2日(日)実施
戸板女子短期大学の屋上菜園での活動でした。植えつけるサツマイモと落花生の説明がありました。サツマイモの可食部は土の中の根が大きくなった部分です。植え方を変えるとイモの大きさや数なども変わるそうです。落花生は咲いた花が土に潜り、土の中で種になったものです。畑では、土を耕した後に植えつけ用の畝を作りました。そこにサツマイモの苗は、穴を掘って深めに植えつけました。落花生の種は一ヶ所に2粒ずつまきました。収穫はどちらも10月の予定です。
第3回 2024年7月14日(日)実施
エコプラザの屋上で栽培したミニトマトとジャガイモの収穫をしました。5月に植えつけをしたミニトマトの苗は、子どもたちの背丈を超えるほど大きく成長していました。赤や黄色に色づいたものから収穫しました。ジャガイモは枯れた茎を切ってから、土の中から掘り出します。スコップを使うとイモに傷がつく可能性があるため、手で収穫しました。収穫量は約5kgでした。ジャガイモを収穫した畑には、秋に向けてラディッシュの種をまきました。サトイモはイモの部分が大きくなりやすいように土寄せをしました。また、湿った環境を好むため、日差しが強い夏の間も乾燥しないよう、土の表面にワラを敷きました。
季節変化に合わせた管理をすることで、野菜にとって育ちやすい環境を作れることを学びました。
第4回 2024年8月18日(日)実施
夏野菜の収穫と畑の片付けをしました。ミニトマトはまだ実がついていましたが、割れて傷んでいるものもあるため、よく見て食べられるのもだけ選別します。その後トマトの苗木を短く切って片付けました。7月に種をまいたラディッシュは大きく成長しており、土をよく落として収穫しました。
その後、冬に向けてニンジンの種をまきました。ニンジンの種は光を好み、深く埋めると発芽しにくいため、種をまいた上に薄くもみ殻を被せました。
野菜の好む環境に合わせて管理することが大事だと学びました。
第5回 2024年9月8日(日)実施
冬野菜の種まきに向け、バジルの片付けをしました。バジルを抜いた畑には肥料を混ぜ入れ、カブとカラシ菜の種をまきました。今年の夏はとても暑いため、ニンジンの新芽は枯れてしまうこともあるそうですが、エコプラザのニンジンは種の上から被せたもみ殻が保水し、無事に発芽していました。最後にサトイモの葉が大きく成長しているのを観察しました。
第6回 2024年10月27日(日)実施
戸板女子短期大学の屋上菜園で、6月に植えた落花生とサツマイモの収穫をしました。落花生は茎をつかんで土から引き抜くと、沢山のサヤが付いていました。サツマイモは、収穫しやすいように蔓を短く切った後に掘りだしました。掘るときにイモに傷がつくと切り口から菌が入り、痛みやすくなるため傷つけないように注意しながら掘りました。落花生は約8kg、サツマイモは約19kgの収穫でした。
教室では、落花生とサツマイモの特徴や食べ方についての説明がありました。実際に6月に植え付けをし、今回収穫を体験したことで、落花生とサツマイモの育て方がよくわかりました。
第7回 2024年11月17日(日)実施
エコプラザの畑に5月に植えたサトイモとショウガ、8月と9月に種をまいたニンジン、カブ、カラシナの収穫をしました。サトイモは日陰でもよく育つため、ビルに囲まれ陽当りが良くない場所にあるエコプラザの畑でも、大きく育っていました。土の中のイモを掘りだすと、約6kgの収穫がありました。ショウガも良く育ち、土から掘りだすとショウガの香りがしました。カブは丸々と太ったものが沢山収穫できましたが、ニンジンは今年は気温がなかなか下がらなかったため成長が遅く、細いものがほとんどでした。
レクチャーでは、1回目から育てた野菜の栽培方法と特徴を復習しました。
都会でも土があれば野菜が作れることを体験し、季節の移り変わりなどの環境変化を感じながら野菜を栽培することの大切さを学びました。