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【終了しました】見て、感じて、聞いて学ぼうキノコのこと
2026年4月29日(水・祝)実施
観察会では浜離宮恩賜庭園でキノコの観察を行います。自然豊かな園内では、四季折々のキノコが生える様子を見ることができます。それぞれの特徴や周りの環境との関係などの解説を受けながら、都会における生物多様性について、キノコに焦点を当てて学びます。芝生や木の根元、落ち葉などから、どのようなキノコが生えているか皆さんで見つけてみましょう。
レクチャーでは、数億年前からキノコが環境と深く関わりながら生息していることや、一生に一度は見てみたいキノコ、日常のキノコあるあるまで、国立科学博物館植物研究部菌類・藻類研究グループ研究主幹であり、キノコの研究を続ける保坂健太郎氏と、キノコの魅力を日々発信するきのこ大好き芸人、坂井きのこ氏という違った立場のお二人の講師から、驚きと魅力にあふれたキノコのお話の数々をうかがいます。
お二人が初めて揃う貴重な機会に是非お越しください。
※荒天時は港区立エコプラザで、キノコの生態や驚きの働きなどについて学びます。(10:00~11:30)
| 日時 | 2026年4月29日(水・祝)10:00~15:00(受付は9:45~)※12:00~13:30昼休憩 |
| 会場 | 午前:浜離宮恩賜庭園(現地集合) 午後:港区立エコプラザ ※詳細は参加案内にてお知らせします。 |
| 対象 | 港区在住・在勤・在学を中心とした小学4年生以上の方(小学生は保護者同伴) ※区外の方も参加できます。 ※4月以降の学年とします。 |
| 講師 | 保坂 健太郎氏(独立行政法人国立科学博物館 植物研究部 研究主幹)![]() 【プロフィール】 国立科学博物館植物研究部菌類・藻類研究グループ、研究主幹。 沖縄県の琉球大学生物学科で卒業研究にきのこを選んで以来、きのこの研究をつづける。 アメリカのオレゴン州立大学で博士号取得。シカゴのフィールド博物館でのポスドク生活を経て2008年より現職。 地球上の全ての大陸できのこ調査をするのが夢だが、残るは南極大陸だけなので、次は深海か空か宇宙か、と妄想を膨らませている。専門書から図鑑、絵本、漫画まで広く監修。主な著書に『きのこの不思議(誠文堂新光社)』『小学館の図鑑NEO きのこ』など。 坂井 きのこ氏(きのこ大好き芸人) ![]() 【プロフィール】 3歳の頃からキノコに魅了され、今では800種類を熟知。365日キノコを食べて、自宅では何種類ものキノコを栽培している芸能界一のキノコフリーク。現在ではキノコの素晴らしさを広める為にSNSやテレビ、ラジオ、講演会などで活動中。 |
| 定員 | 20名(抽選) |
| 参加費 | 無料 |
| 持ち物 | 水分補給用の飲み物 |
| 服装 | 歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)、雨天時はレインコート |
【当日の様子】
観察会では、発見したキノコの同定のポイントとなる「ツボ」や「ツバ」の特徴や木との共生関係などについて学びました。キノコを探す際は、スギやヒノキなどではなく、コナラなどのブナ科の木の周りを探すとよいそうです。最初に観察したツルタケは、マツ科の木と共生関係にある菌根菌です。次に観察したアセタケはカサの表面のかすり模様と青臭い香りが特徴で、香りも体感しました。ベニタケの仲間は、柄(え)が繊維になっていないため、エリンギなどのように縦に裂くことができず、ボロボロと崩れることを確認しました。その他キクラゲの仲間、スエヒロタケ、アミスギタケなどを観察し、最後にバラ科の木の下に生える春のキノコで、ヒダが薄いピンク色のハルシメジを見ることができました。キクラゲの中でも白キクラゲは、木の中の細菌と共生していること、スエヒロタケは動物の体の中で繁殖することがあると説明がありました。
レクチャーでは、キノコが見つかるタイミングや、キノコ調査で遭遇する危険な生物、講師が見てみたい憧れのキノコの紹介がありました。また、キノコの生存戦略について学びました。例えば、トリュフはブタやげっ歯類などの動物が地中から掘って食べることで胞子が運ばれますが、そのような動物がいない地域のキノコで、鳥についばんでもらっているのではないかと推察されるファロバータ・アルバというキノコが紹介されました。地上に出ている部分に鳥のくちばしの跡が見られるそうです。また、赤い実がなる植物の近くに赤味を帯びたトリュフが生えていることもあり、それらのキノコも赤い実を食べる鳥を媒介者として利用しているのではないかと説明がありました。
参加者からは「特徴やきのこ観察のポイントなどが知れて楽しかった」「座学だけでなく実際に歩いてキノコをみつめ、それについて教えていただけたので、とても楽しく身につく学びでした」などの感想がありました。
身近に多くのキノコが存在し、周りの動植物と密接に関係していることを学ぶ機会になりました。
※浜離宮恩賜庭園より特別な許可を得て、観察のために必要な場合に限り、講師のみがキノコを採取しています。
通常はキノコを含め、草・花・石など園内にあるものの採取、持ち帰りは禁止されています。










