- レクチャー
- フィールドワーク
- 子ども
- 大人
- 水と緑のうるおい
- 抽選
【終了しました】港区の運河を知ろう!
2026年5月9日(土)実施
芝浦を流れる運河にはどのような生きものがすみ、どのように生活しているのでしょうか?観察を交えて、水辺の生物多様性を学びます。また、水の環境改善のために行われている港区型のブルーカーボンの実証実験についてもお伝えします。国連では、2021年から海洋科学の推進により、SDGsの目標14番「海の豊かさを守ろう」をはじめ、関連するSDGs の達成に貢献するため、2030年までの10年間に集中的に取り組む「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」が始まりました。本講座を通じて、海と人とのつながり、お互いに与える影響を知る海洋リテラシーについて理解を深めます。
身近な水辺の環境や生きものとのつながりについて、レクチャーと体験で楽しく学びましょう。
※レクチャーの後、30分程度徒歩での移動があります。
| 日時 | 2026年5月9日(土)13:30~16:00(受付は13:15~) ※荒天の場合は中止 |
| 会場 | 東京海洋大学 芝浦アイランドカニ護岸 (現地集合・解散) ※詳細は参加案内にてお知らせします。 |
| 対象 | 港区在住・在勤・在学の小学3年生以上の方 (小学生は保護者同伴)※4月以降の学年とします。 |
| 講師 | 佐々木 剛氏(東京海洋大学 海街コミュニティスクール 代表/海洋政策文化学科 教授) |
| 定員 | 15名(抽選) |
| 参加費 | 無料 |
| 服装 | 動きやすく、汚れてもよい服装 |
【当日の様子】
レクチャーではまず、港区の運河で行われているブルーカーボン実証実験について説明がありました。鉄炭団子(使い捨てカイロの中身、鉄の粉と炭を固めたもの)を水中に入れることにより、水質改善が進み、藻類であるケイソウが約1.4倍に増殖している結果が表れており、ケイソウなどをエサにするクロダイやヨコエビの生息も確認されているとのことです。
次に、運河にすむクロベンケイガニがどのような暮らしをしているかや、なぜ護岸に多く生息しているのかを大学生との話し合いとクイズを交えて考え、学びました。
また、降雨量が1時間に50mmを超えた際に、港区の運河には未処理の生活排水が流れる「生下水直接放水」の仕組みについて説明がありました。
クロベンケイガニはその生活排水に含まれる有機物も栄養として間接的に取り入れている可能性が高く、クロベンケイガニがすみやすい環境が増えることで、水質改善につながるかもしれないという仮説が示されました。
後半は護岸まで移動し、鉄炭団子を入れているゾーンと入れていないゾーンの水の透明度の違いを観察しました。その後それぞれのゾーンに分かれ、岩場に隠れているカニ釣りを行いました。釣り上げたクロベンケイガニは合計約15匹で、鉄炭団子を入れていないゾーンの方に多く見られました。そのことから、生活排水が多く残るゾーンの方が、その中の有機物を取り入れているクロベンケイガニにとってはエサが豊富であるためそこに多く集まっているのではないかと推察でき、レクチャーで学んだ、クロベンケイガニが水質改善の役割を担っているかもしれないという仮説にもつながりました。
参加者からは、「水再生は最優先課題だと思います」「カニが生活の水をきれいにしてくれていることから感謝したいなと思いました」などの感想がありました。
人間の暮らしと周りの自然や生きものが関連していることを学び、その大切さを考える機会になりました。





