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【終了しました】真綿作り~エコプラザで育てたカイコの繭を使う~

2021年11月13日(土)実施

真綿(まわた)はカイコの繭から作られる綿で、木綿よりも古くから日本で生産されています。形や色が美しく整った正繭(せいまゆ)からは、生糸も作られますが、正繭から除外された屑繭(くずまゆ)は真綿にすることができます。
本講座では、カイコと人の共存について学び、2021年の春から初夏にかけてエコプラザで育てたカイコの繭をつかって真綿作りを行います。

※作成した真綿は、一部別の講座の材料として使用させていただきます。製作物全ては持ち帰りができません。ご了承ください。

日時2021年11月13日(土)13:00~15:00(受付は12:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の中学生以上の方
講師彦根 愛氏(染織工房neitoun主宰)
定員10名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、エプロン
協力一般財団法人日本真綿協会

【当日の様子】
まず最初に、養蚕と生糸についての説明がありました。
養蚕とは、カイコを育てて、繭をとることです。とった繭から生糸が作られます。紀元前200年頃には、中国から日本に養蚕技術が伝えられたと言われているそうです。
次に、繭からできた製品について説明がありました。カイコが糸を吐いたタイミングによって糸の状態が違い、繭は大きく3層に分かれます。繭の真ん中にある状態の良い糸だけが生糸(繭の糸を集めて1本の糸にしたもの)になり、生糸を精練したもの(生糸を包んでいる粘りけのあるたんぱく質を取り除く)が絹になるそうです。
カイコは無駄にするところがなく、昔から繭の中にいたサナギを食べる習慣はあったそうですが、最近では昆虫食としても注目を集めています。また、繭のたんぱく質を使った医療や美容の研究、製品開発も行われているそうです。
実習では、真綿作りを行いました。真綿作りを通し、どんな繭も無駄にしないこと、繭のたんぱく質によって肌がすべすべになること、生き物の命の大切さを体感し、学びました。


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