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【終了しました】脱プラ生活!暮らしの中の化学物質について知ろう

2021年5月16日(日)実施

石油から作られるプラスチック製品は私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかしマイクロプラスチックによる海洋汚染は深刻な問題です。プラスチックから染み出す化学物質は、環境ホルモンや内分泌かく乱化学物質と呼ばれ、人体に悪影響があると言われています。また、シャンプーや化粧品などプラスチック以外の日用品にもこれらの化学物質は含まれています。身近なプラスチックの影響について学び、環境にやさしい暮らしについて考えてみませんか。

日時2021年5月16日(日)10:30~12:00(受付は10:15~) 
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の中学生以上の方を中心にどなたでも
講師小島 政行氏(NPO法人プラスチックフリージャパン 理事長/一般社団法人SDGs活動支援センター 代表理事/グリーンスワン社会起業大学 学長)

【プロフィール】
地球の4大汚染の現状と原因を追究し、地球の生態系、気候変動、並びに人体への悪影響を解き、解決の模索をテーマとする。現在は、鎌倉を中心とした高校生・大学生といっしょに、SDGsの目標達成に向けて貢献するべく活動。
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
まず、素材としてのプラスチックについて説明がありました。素材としては便利な一方、石油を原料とし、生産や流通、処理に多くの二酸化炭素を排出します。日本はプラスチックのリサイクル率が高いと言われますが、実際は大部分を海外への輸出や、発電の燃料として焼却している実態があります。また、リサイクルされずにゴミとして海へ流れ出た網状などのプラスチックは、魚や鳥などに絡んだり、誤食されるなど生態系にダメージを与えています。更に、マイクロプラスチックに海中を漂う残留性有害化学物質が付着し、それを摂取した海洋生物を人間が食べる事によって、人間も間接的にプラスチックと有害化学物質を体に取り込んでいるそうです。他にも、缶詰の内側をコーティングするエポキシ樹脂や、食肉トレーに使われるポリスチレンなど、特定のプラスチックに含まれる内分泌かく乱化学物質と呼ばれる化学物質を、食品を通して摂取している事があると説明がありました。プラスチックを減らしていくことで、自然の生態系だけではなく、私たちの暮らしを守ることにもつながると学びました。


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