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【終了しました】昆虫食への入り口~虫を食べるとエコになる?~

2021年2月20日(土)実施

昆虫食は、肉食と比べて環境への負荷が少ないと言われ、2013年にはFAO(国連食糧農業機関)が食料不足問題の解決策として有用とする報告書を発表しました。食用昆虫は保存性が高く、他の食肉と違い、水や飼料の必要量が少ないなどの利点があります。海外では、昆虫食を扱うベンチャー企業が次々と生まれ、注目が高まっています。しかし、まだ一般的に普及しているわけではなく、理解が広まっていないのが現状です。
幼少から昆虫食に親しんできた講師の目線で、昆虫食と地球環境の関わりや、昆虫食のこれからの可能性についてお伝えします。講座の最後には、実際に昆虫を試食することができます。

日時2021年2月20日(土)14:00~15:30(受付は13:45~) 
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも(小学3年生以下は保護者同伴)
講師内山 昭一氏(昆虫料理研究家/NPO法人昆虫食普及ネットワーク 理事長)

【プロフィール】
1950年長野市生まれ。昆虫の味や食感、栄養をはじめ、あらゆる角度から食材としての可能性を追究。2013年5月、国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨する報告を発表以降、昆虫料理研究の活動の幅を大きく広げる。著書に『昆虫食入門』(平凡社新書)、『昆虫は美味い!』(新潮新書)、『食の常識革命! 昆虫を食べてわかったこと』(サイゾー)ほか。東京都日野市在住。
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
最初にスライドで昆虫食について説明がありました。現在、世界で1日4万人の餓死者が出て、9人に1人が栄養不足になっています。このまま人口が増えると食料不足がさらに加速します。牛肉1kgを増やすのに10kgのエサが必要なのに対して、昆虫は1kg増やすのに2kgのエサですみます。現状の家畜より温室効果ガスやアンモニアなどの排出も少ないことがわかっています。昆虫食の普及により環境への負荷も減少することになります。昆虫食を広げるために、虫を美味しく食べるためのメニューを参加者が絵に描いて発表しました。講師が各アイデアにコメントを付けて、実現できる可能性を探りました。昆虫を食材として捉えることで、食料や環境問題の解決につながることを学びました。


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