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【終了しました】港区の水の環境~水害対策と泳げる海~

2021年7月18日(日)実施

海のある港区では温暖化に伴う気候変動との関連性が指摘されている水害リスクを抱えています。区内で場所によっては水深5mに達するという水害ハザードマップの予想もあります。なぜ水害は発生し、どうすれば防げるのでしょうか。東京に再び泳げる海を取り戻すことを目標に活動している講師が、美しい海を作る環境が安全と安心につながることを話します。身近な海の環境を考え、気候変動と災害について学びます。

日時2021年7月18日(日)14:00~15:30(受付は13:45~) 
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも(小学3年生以下は保護者同伴)
講師榎本 茂氏(特定非営利活動法人海塾 顧問)
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
スライドを使って港区の海と水害対策について説明がありました。浜松町駅付近は、水害が起きた場合1~3m程浸水するとハザードマップで示されているエリアです。激しい雨が続いた場合、地下鉄駅構内は15分で浸水すると言われています。日ごろから、住んでいる場所や外出先のハザードマップを確認し、リスクに備えておくことが重要です。
豪雨の際、芝浦水再生センターの下水処理能力が限界になると、未処理の汚水が海に流出してしまうことも被害の一つです。対策として雨水と生活排水を分ける整備が必要ですが、かかるコストや時間を考えると現実的ではありません。すぐにできることは生活の中で水を汚さない努力と工夫です。食べ物や、特にドレッシングやマヨネーズなどの調味料が混ざった排水を、魚が住める水質に戻すためには大量の水が必要です。食器は必ず汚れを拭き取ってから洗うようにするなどを実践することが大切であると説明がありました。
講座を通じて、水害に対する備えや、水環境を保全するために出来ることについて考える機会となりました。


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