• フィールドワーク
  • 子ども
  • 大人
  • 自然共生
  • 抽選

【終了しました】冬の野鳥観察会 

220130野鳥観察

新型コロナウイルス感染症の都内での発生状況に伴い、浜離宮恩賜庭園が当面の間閉園予定のため、本講座の会場を有栖川宮記念公園に変更とさせていただきます。

2022年1月30日(日)実施

浜離宮恩賜庭園の緑地、水辺、海辺でそれぞれ見られる野鳥を中心に観察し、鳴き声を楽しみます。冬は、ロシアなどの北の国から渡って来る冬鳥に加え、山地から移動してくる鳥も多いことから、低地に野鳥が多く、姿が見えやすい時期です。水辺のカモたちにとっては恋の季節で、派手な衣装に衣替えした雄たちが雌に求愛します。
冬の命の営みを感じると共に、都会の中の自然の循環ついて学びます。

※小雨決行。荒天時は、港区立エコプラザで、都市で冬に見られる鳥を中心に、動植物との関わりから考える自然環境について、写真と映像を使って学びます。

日時2022年1月30日(日)10:00~12:00(受付は9:45~)
会場有栖川宮記念公園(現地集合・解散)
※詳細は参加案内にてお知らせします。
対象港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方で、2時間程度の徒歩が可能な方
講師安西 英明氏
((公財)日本野鳥の会 理事/元東京学芸大学非常勤講師)

【プロフィール】
1956年、東京生まれ。1981年、日本で初めてのサンクチュアリ「ウトナイ湖サンクチュアリ」にチーフレンジャーとして赴任する。
現在は(公財)野鳥の会主席研究員として、野鳥や自然観察、環境教育などをテーマに講演、ツアー講師などで全国や世界各地を巡る。(社)日本環境フォーラム理事も務めている。
解説を担当した野鳥図鑑は45万部以上発行。
定員10名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、水分補給用の飲み物、お持ちの方は双眼鏡
服装歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
冬に見られる身近な鳥や植物の観察を行いました。通常鳥の多くは子育てのエサとして昆虫を必要としますが、身近にいるハトは、喉から「ピジョンミルク」と呼ばれる栄養豊富な液体を分泌して子育てができるため、エサの少ない冬でも繁殖することができるそうです。鳥媒花(ちょうばいか)である藪椿(やぶつばき)には多くのメジロが集まっていました。鳥媒花とは、鳥を利用して花粉を運び、受粉する植物です。他に植物の生存戦略として、鳥が見つけやすいように実を色づかせて食べられることで種を運ばせるものや、タンポポの綿毛のように風を使うものなどがあることを学びました。
また、虫を探して藪の中などにいることが多く、見つけるのが難しいと言われるウグイスを観察することができました。姿が見えない場合、鳴き声で気づくことができますが、「ホーホケキョ」はオスが求愛する時のさえずりで、それ以外の地鳴きは違う鳴き声であることを実際に聞いて学びました。
講座を通して、鳥と植物、虫の関係を学び、身近な自然と循環について考える機会になりました。


ピックアップ記事