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【終了しました】田舎暮らしのリアルを知る~持続可能な暮らしのために私たちができること~

2022年9月7日(水)実施

自給自足や自然と共にある暮らしへの関心の高まりから、都会から地方へ移住する人たちが増えています。古民家暮らしや余裕をもって人生を楽しもうというスローライフ、環境に負荷をかけないライフスタイルなど、移住に関するメディアからの情報発信も増え、田舎暮らしは多くの人にとって現実的な選択肢となってきています。しかし、実際の田舎暮らしは、日々やることが多く忙しい、自家用車が無いと生活が不便、地域コミュニティとの関係の難しさなど、理想とは異なる面もあります。
この講座では、東京から和歌山に移住し、自給自足に挑戦している講師が田舎の暮らしのリアルについて紹介します。7年間の取組から、自給自足について実現できたこと、出来なかったことを解説します。また、田舎での具体的な暮らしや取組について知ることで、都市では当たり前になっている水道、ガス、電気などのエネルギーインフラ、食や住まいなどを見つめ直し、持続可能な暮らしを実現するために何ができるのかを考えます。

日時2022年9月7日(水)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
講師川崎 由依子氏・貴光氏(おむすび屋「じぞうど」
定員30名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
東京から和歌山に移住して実践してきたことを「水道」「暖房」「電気」などのテーマに分けて説明がありました。水道は、家庭で使用した水が直接に川に流れてしまうため、食器は使用済みの紙などで汚れを拭ってから洗い、洗濯時は化学物質が含まれる洗剤は使わず重曹、クエン酸、固形せっけんを利用しているそうです。暖房は、早く暖めたいときはファンヒーターや石油ストーブ、1日家にいる時などはゆっくり暖まる薪ストーブと使い分けてるとのことです。薪は製材所で廃棄されている木材をもらって使用していると説明がありました。電気は、自然エネルギーで発電している電力会社を選び、また、太陽光パネルとボータブル電源を組み合わせて活用し、出来るだけ自分たちで自給自足できるように工夫しているそうです。これらは都会でも出来ることとして紹介がありました。
最後に、社会の持続可能を実現するためには、個人の暮らしの持続可能性も考える必要があると説明がありました。
講座を通じて、自分たちの暮らしを見つめ直し、持続可能な暮らしを実現するために必要なことを考える機会となりました。


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