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【終了しました】冬の野鳥観察会 

2023年1月22日(日)実施

浜離宮恩賜庭園の緑地、水辺、海辺でそれぞれ見られる野鳥を中心に観察し、鳴き声も楽しみます。冬は、ロシアなどの北の国から渡って来る冬鳥に加え、山地から移動してくる鳥も多いことから、低地に野鳥が多く、姿が見えやすい時期です。水辺のカモたちにとっては恋の季節で、派手な衣装に衣替えした雄たちが雌に求愛します。
冬の命の営みを感じると共に、都会の中の自然の循環ついて学びます。

※小雨決行。荒天時は、港区立エコプラザで、都市で冬に見られる鳥を中心に、虫や植物との関わりから考える自然環境について学びます。

日時2023年1月22日(日)10:00~12:00(受付は9:45~)
会場浜離宮恩賜庭園(現地集合・解散)
※詳細は参加案内にてお知らせします。
対象港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方で、2時間程度の徒歩が可能な方
講師安西 英明氏
((公財)日本野鳥の会 参与/元東京学芸大学非常勤講師)

【プロフィール】
1956年、東京生まれ。1981年、日本で初めてのサンクチュアリ「ウトナイ湖サンクチュアリ」にチーフレンジャーとして赴任する。
現在は(公財)野鳥の会参与として、野鳥や自然観察、環境教育などをテーマに講演、ツアー講師などで全国や世界各地を巡る。(社)日本環境フォーラム理事も務めている。
解説を担当した野鳥図鑑は45万部以上発行。
定員10名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、水分補給用の飲み物、お持ちの方は双眼鏡
服装歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
冬は様々な生物が厳しい試練に耐える季節です。多くの昆虫は卵の状態で越冬しますが、冬の間にほとんどが鳥に食べられてしまうとのことです。また、鳥は虫がいなくなる冬は木の実を食べ、命をつなぎます。木の実はそれぞれ、鳥に食べられる、風で飛ばされる、動物に引っ付く、などの戦略で種子を拡散し、生育圏を広げます。園内の緑地では、ヒヨドリとハシブトカラスの姿が多く見られ、その鳴き声の特徴を学びました。更にオオタカが上空でハシブトカラスに追われる様子が見られ、猛禽類は大きいと思われているが、ハトサイズ程度のものも多いとの説明がありました。また、身近にいてもスズメと間違われがちなカワラヒワを観察し、羽の一部が鮮やかな黄色をしていることを確認しました。羽に派手な色が入っている鳥は、飛ぶとその色が目立ち、群れて飛ぶ鳥に多く見られるそうです。海辺では、オオバン、カンムリカイツブリ、セグロカモメなどを見ることができました。池ではカルガモ、マガモ、ホシハジロ、コサギを観察しました。クチバシを羽にうずめて寝ているものが多く、熱が奪われやすいクチバシを羽にうずめることで体温低下を防止するためだと解説がありました。
都会でも多様な鳥を始め、様々な動植物が存在し、それぞれが関係し合いながら命の循環が成り立っていることを学びました。


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