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【終了しました】植物蒸留で森のアロマスキンクリーム作り

2023年4月15日(土)実施

森はさまざまな生きものの居場所であると同時に、水を循環させたり、酸素を生み出すなど生態系にとって重要な働きがあります。人の生活にとっても、かつては薪、炭のエネルギーや食料などの供給元として欠かせない存在でした。しかし近年では、ライフスタイルが変化し、森と人との関わりが薄れ、放置されたことによる森の荒廃も起きています。
この講座では、ヒバやヒノキなど、森の植物のエッセンシャルオイルを使ってオリジナルのスキンクリームを作ります。また、植物を蒸留し、アロマオイルを抽出する様子も観察します。
森の素材を使ったアイテムを作ることで、自然と人との共生について考えてみませんか。

※約25mlのクリームを作成します。
※お肌に合わないことやアレルギー反応がみられる場合がございます。ご了承のうえ、ご参加ください。

日時2023年4月15日(土)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方(小学生は保護者同伴)※4月以降の学年とします。
講師山野辺 喜子氏(fragrance yes
定員10名(抽選)
参加費2,500円
持ち物筆記用具、ハンカチ

【当日の様子】
まず最初に、エッセンシャルオイルについて説明がありました。原料となる植物を蒸し、精油成分を含んだ水蒸気を冷却管で冷やし、液体に戻すと、精油(エッセンシャルオイル)と芳香蒸留水が取り出されます。沢山の植物を使用したとしても、わずかな精油しかできないため、大変貴重なものです。今回は、講師が山に入り間伐した国産のスギ、ヒノキ、クロモジを使い蒸留しました。日本には多くの森がありますが、戦後の国産材の需要低下から、間伐などの人の手が入らず放置され荒れた森が増えているそうです。森の環境が悪化すると山や森から流れ出る水の水質が悪化するため、流れ着く先である海の環境にも影響があります。講師はそうした森での間伐や皆伐活動に参加し、得た間伐材などをワークショップで原料として使用することで森林保全循環につなげているとのことです。
ワークショップでは、24種類のエッセンシャルオイルから好きなものを選び、ホホバオイルとミツロウを溶かしたものに混ぜ込み、オリジナルのアロマスキンクリームを作りました。
講座を通して、植物を活用した自然循環について考える機会となりました。


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