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【終了しました】港区うみゴミ調査隊~親子で学ぶ海のプラスチックごみ問題~

2023年8月18日(金)実施

海洋プラスチックごみをテーマに、海の環境問題について親子で学ぶワークショップです。砂の中からマイクロプラスチックを探して顕微鏡で観察をしたり、プラスチックのごみが海で浮くのか沈むのかを実験することで、プラスチックごみがなぜ問題になっているかを学びます。豊かな海を守っていくために、一人一人ができることを考えましょう。

※室内講座です。

日時2023年8月18日(金)①10:30~12:00 ②14:30~16:00(受付は各回15分前~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学3~6年生とその保護者
講師和木 美玲氏(船の科学館 学芸員)
定員各回8組(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
まず最初に、東京湾の中を撮影した動画で、ハゼやメバル、イシガニなどの生きものがいることや、ペットボトルやポリ袋、漁網などのゴミが落ちていることを確認しました。魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳類、ウミガメなどの海棲爬虫類を含む少なくとも約700種類以上の生きものが、海のゴミにより傷つき、命を落としていると言われており、そのうちの96%がポリ袋や漁網などのプラスチックゴミによる影響とのことです。プラスチックゴミは、微生物などにより分解されることはなく、そのままの形で残り続けてしまうことが問題であると説明がありました。
実験では、顕微鏡でマイクロプラスチックの形状を観察した後、プラスチックの種類とそれぞれの特徴を学び、海水に見立てた塩水を使用し、浮かぶプラスチックと浮かばないプラスチックの種類を確認しました。海に流れた浮かぶ種類のプラスチックは、太陽の光に含まれる紫外線により劣化し、さらに波による他のごみとの衝突や摩擦によって、マイクロプラスチックが大量に発生してしまうとのことです。実験の後、深海を撮影した動画で、深さ3,000m以上の海の底にもプラスチックゴミが散乱している現状を確認し、プラスチックゴミの回収が非常に難しい状況になっていると説明がありました。
最後に、ワークシートを使い、プラスチックゴミを減らすために自分たちにできることを考えました。
講座を通じて、海のゴミの現状と問題を知り、豊かな海を守るためにできることを考える機会となりました。


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