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【終了しました】立冬の自然観察会

2023年11月11日(土)実施

歴史ある浜離宮恩賜庭園で秋の植物や生きものの観察会をします。海水と淡水が流れる特殊な環境の庭園が織り成す自然に触れ、私たちの身近にある自然環境について学びます。この時期はハゼノキやトウカエデの紅葉が始まります。ツワブキの花が咲き、晴れた日にはハナアブやハエ、ホウジャクの仲間がやってきます。池では、サギ類やカワウに加え、北から渡ってくるカモなどの水鳥も増えてきます。

※3グループに分かれて園内を観察をします。
※雨天時は室内講座を行います。浜離宮恩賜庭園の植物や生きものの写真を使って解説します。

日時2023年11月11日(土)10:00~12:00(受付は9:45~)
会場浜離宮恩賜庭園(現地集合・解散)
※詳細は参加案内にてお知らせします。
対象港区在住・在学の4歳~小学生とその保護者
講師日本自然保護協会自然観察指導員
定員15組(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、水分補給の飲み物、お持ちの方はルーペ
服装歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
3グループに分かれて、自然観察指導員の解説を聞きながら、浜離宮恩賜庭園を散策しました。
11月に入り冷え込んできた庭園では、生きものたちが冬支度を始めています。水辺にはホシハジロやマガモがおり、渡り鳥の生態について解説がありました。オスのマガモは、夏は地味な羽ですが、寒くなり繁殖期になると求愛のため、目立つ姿へ換羽(かんう)するそうです。
林を歩いていると、地面にプロペラのような形のイロハモミジの種を沢山見つけました。種を高い所から落とすと、クルクルと回って着地します。なるべく遠い所に種を飛ばそうとする植物の生存戦略です。
切り株にはワラジムシが隠れていました。姿がダンゴムシとよく似ていますが、ワラジムシはダンゴムシのように丸まりません。どちらも地面に落ちた枯れ葉や朽ちた木を食べ、糞として排出することで植物が栄養として吸収しやすくなり、森林の生態系は維持されています。
身近な環境にある豊かな自然や多様性に触れることで、季節で変化する生態系の仕組みについて学びました。


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