• レクチャー
  • 子ども
  • 大人
  • 脱炭素
  • 先着

【終了しました】動物たちの生活から学ぶ「森づくり」~みなと区民の森について知ろう~

2023年11月26日(日)実施

「みなと区民の森」には様々な動物が暮らしています。動物たちの行動や痕跡から、彼らの暮らしぶりを学んでみましょう。そして「動物たちが暮らしやすい森づくり」について、みんなで話し合ってみませんか?

※「みなと区民の森」とは・・・
平成19年度より、地球温暖化対策の一環として港区とあきる野市の交流事業『みなと区民の森づくり』がスタートしました。港区があきる野市から約22ヘクタールの市有林を借り受け、長く手つかずだった森を整備し、二酸化炭素(CO2)の吸収林としてよみがえらせています。
また、みなと区民の森は、区民の皆さんの自然観察・環境学習の拠点としても利用されています。
(港区ホームページより引用 https://www.city.minato.tokyo.jp/chikyukankyou/kankyo-machi/kankyo/gakushu/morizukuri.html

日時2023年11月26日(日)14:00~15:00(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方
港区在住・在勤・在学を中心とした小学3年生以上の方(区外の方も参加できます)
講師大原 佑太氏(一般財団法人自然環境研究センター 主任研究員)
浅野 真輝氏(一般財団法人自然環境研究センター 研究員)
定員15名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
昨年から今年にかけて行われた「みなと区民の森自然環境調査」のデータを基に、実際に調査に関わった担当から「みなと区民の森」に現れた生きものの紹介がありました。15年前は、放置されたスギ、ヒノキの針葉樹の森でしたが、伐採し、広葉樹を植え、池をつくるなどの整備をすることで、多くの生きものを発見できる豊かな森になっています。特に哺乳類と森の関係について、話がありました。今回の調査で22種(6目13科)の哺乳類を確認することができました。二ホンジカ、二ホンカモシカ、ツキノワグマ、アナグマ、タヌキ、アカギツネ、ムササビ、モモンガ、二ホンリス、アカネズミ、ヒメネズミは撮影された写真がありました。コウモリ類は、コウモリの発する超音波を録音して分析することで、少なくとも5種類を確認することができたということです。これから豊かな森を守るために考えなければならないこととして、①今後の森林管理、②シカの食害、③外来種の増加があります。この課題解決について参加者は2つのグループに分かれて、ディスカッションを行いました。講師も交えて様々な意見のやり取りがありましたが、答えは見つかりませんでした。豊かな森の環境を維持することは、簡単ではないことがわかりました。


ピックアップ記事