ECOキャンパス「富士山をもっと知ろう、楽しもう!」を開催しました

2019年6月1日(土)
富士山麓の清掃活動などを続けている認定NPO法人富士山クラブとの共催で、「富士山をもっと知ろう楽しもう」を開催しました。
静岡市のふじのくに地球環境史ミュージアム館長の安田喜憲氏は「富士山世界文化遺産と生命文明の世紀へ」をテーマに講演しました。富士山では、きれいな水を守ってきていたが、静岡県側では家畜が一因で汚染されていて、富士山の1,000mまで登らないときれいな水を手に入れられないとの説明がありました。これまで先進国は産業や科学の発展に重点を置き、環境破壊をしてきたが、今後は自然を守り、自然と共存し、生命を大切にする生命文明の時代であるとの提言がありました。
お笑いコンビマシンガンズの滝沢秀一氏は「ゴミ清掃員が見たありえない光景」をテーマに講演しました。自身の清掃員の体験から“これからはゴミを考えて捨てていく時代”で、子どもたちにも“ゴミ育”が必要であるという話がありました。東京都の埋立地はあと50年で満杯になり、その後の対策についてはまだ決まっておらず、今を生きている私たちが、ゴミを減らす努力をしなければならず、ゴミの分別をし、再利用に回すこと、必要のないものは買わないなどの話がありました。また、フードロスは全体の45%は家庭から出ており、ゴミを減らすために私たちができることはたくさんあることを知りました。
ルー大柴氏によるトークと体操「健康体操GymGymで富士山と体をより美しく!」では、自身が日頃リサイクル衣料品を利用していることや、衣料のリサイクルに力を入れているメーカーの話がありました。また、日頃から“もったいない”の気持ちを大切にできるようにルー氏が作詞の曲「MOTTAINAI~もったいない~」の歌詞の紹介がありました。富士山の環境保全に携わったことで知った、富士山のゴミの現状の話の後、 地球と同様に自分の中の限られた資源である、大切な身体を大事にするMOTTAINAIの精神を元に作られた、体操「GymGym」の紹介があり、参加者全員で体操を行いました。
さまざまな立場の目線から見た、日本の環境破壊の現状や、今後の課題を学び、改めて日々の生活の中で私たちが取組める行動について考える機会になりました。

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