【終了しました】黒染めの魅力を知る展


展示期間 2025年3月15日(土)~3月31日(月)

汚れたり色あせたりして着られなった服や、出番が少なくなってクローゼットに眠ったままの服を黒く染めることで新たによみがえらせる「黒染め」という方法があります。伝統技術である黒染めの歴史や、黒染とサステナブル・エシカルファッションとの関係を紹介します。様々な黒染めを施された布や服の展示もあり、「自然黒」と、黒よりも黒いと言われる「秀明黒」の違い、生地による風合いの違いなどをご覧いただけます。黒染めの魅力に触れ、今ある服を長く大切に着ることを考えてみませんか?

【協力】
京の黒染屋 馬場染工業株式会社
-KIZASI-  MADE WITH JAPAN

【展示の様子】
ファッション業界における様々な環境問題や黒染めとサステナブルの関係に加え、黒染めの歴史とその工程についてパネルで紹介しました。化学染料が普及する前は「びんろうじ」という植物を使って黒染めが行われていたことを学びました。また、黒染めを施された服と、一般に販売されている黒い服の色の比較見本、生地の素材による染まり方の違いがわかる見本などを展示しました。
紋付などの着物の染めとして発展した黒染めという伝統技法が現在まで受け継がれ、汚れたりくすんでしまった服を染め直すことで長く大切に着る方法の一つとして活用されていることを知る機会になりました。



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