大人の木育展示
2020年7月より、1階において港区が環境行政の一環として2007年より取組んでいる『みなと森と水ネットワーク会議』についての展示を始めました。
『みなと森と水ネットワーク会議』は全国の森林資源が豊富な自治体と港区が「木材」を基軸とした協定を結び脱炭素社会の実現に貢献することを目的とした広域連携の共同事業体です。
地球温暖化対策として、2011年より施行している「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」がこの共同事業体から生まれ、各地域の木材を港区内の建築物に利用する仕組みが確立されています。
都市部において木材を使用することで二酸化炭素の固定を図り、林産地においては森林整備の促進により二酸化炭素の吸収を高めることで脱炭素社会の実現に寄与しています。
この展示では、さまざまに形を変えて製品化されている「木材」をご覧いただくことができます。
中でも、珍しいアカマツの「木取り」(木材を効率的かつ実用的に使うための製材方法)模型で、「木」の特徴や表情もご覧いただけます。
また港区と協定を結んでいる自治体から産出された「木」(角材)の展示では、同じ樹種でも地域によって違いがあることがお分かりいただけます。
窓際には早生樹のセンダンの木を天板に使用したカウンターデスクを設置しています。
ビオトープを見ながら読書などいかがでしょう?