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【終了しました】都市森林のある暮らしvol.2~街の木の循環から生まれるプロダクト~
2022年2月24日(木)実施
街の木を木材として活用する「都市森林」の取組を通じて、木と共にある持続可能な都市の暮らしを考える連続講座です。第2回目のテーマは「街の木の循環から生まれるプロダクト」です。街の木は木材として活用する目的で植えられていないため、木が痛みやすい管理が行われているのが現状です。しかし、はじめから木材としての活用を前提とした維持管理を行うことで、木材としての利用効率を大きく高めることができます。木を伐採した後も、あらかじめ地域で育てておいた苗木を植えることで、街の木の循環を作ることができます。そのプロセスに住民も参加することでさらなる循環が生まれます。例えば、住民自らが公共施設で使用する木の加工に協力することや、木を植え、育てていく折々に、果実や木の実など木の恵みを活かすために集う活動があります。街の木々の持続可能なあり方を実現するための視点とアクションについて考えます。
日時 | 2022年2月24日(木)18:00~20:00(受付は17:45~) |
会場 | オンライン(Zoomミーティング) |
対象 | 港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方 |
講師 | 湧口 善之氏(都市森林株式会社 代表取締役) |
定員 | 30名(先着) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
街の木の持続可能な活用方法について説明がありました。現在の仕組みではほとんどが伐採後は廃棄されてしまう街の木を木材として活用する施策として、国からの補助金や制度による木材活用の義務化、街の木を使うことを良いとする啓蒙活動などがあります。しかし、自然な流れで街の木を使う仕組みがない中で活用を促しても、いずれどこかに無理が生じるといわれています。制度や義務で促すのではなく、人々が心から街の木を使いたいと思える工夫を考えることが大切であると説明がありました。例えば、私たちの暮らしに馴染みのあるリンゴやミカン、栗や梅などの木を利用し家具などを作ったり、伐採や薪割などの作業を子どもたちの学習や人々のコミュニケーションの機会として活用するなどです。
講座を通じて、街の木を活用する持続可能なあり方について考えるきっかけとなりました。