ECOキャンパス講座「ミニ里山BONSAI作り」を開催しました
2019年3月9日(土)
(株)環境ビジネスエージェンシー代表取締役、NPO環境リレーションズ研究所理事長の鈴木敦子氏を講師に迎え、「ミニ里山BONSAI作り」を開催しました。
日本の森の現状として、天然林の60%が里山林だが、伐採や手入れの放棄により、下草が生い茂った状態のものが非常に多くなっているとの解説がありました。その結果、鹿などの動物が下草や若芽を食べ増殖することで裸地が増え、現存する植物の25%が絶滅危惧化であることや、倒木や土砂災害の危険性もあるということを学びました。
講師が所属するNPOの里山再生活動により、荒廃した熱海の森は、森林機能が回復しているそうです。荒廃した森は日が射さず、発芽できずに以前は土に埋もれていた種が、今では発芽し、その苗木を育て、植栽放棄地に木を植えようという、“プレゼントツリー”の活動の紹介もありました。里山再生活動が、SDGsの中でどの目標に該当するかも学びました。
ミニ盆栽制作では、ヒノキの一合枡に、クロガネモチ、ナンテンの苗を植栽しました。
参加者には、里山保全活動参加証の受け渡しがありました。
里山保全活動に参加したという実感を持つと同時に、SDGsの達成は、今の子どもたちが関わらなければ出来ないもので、その教育の必要性を感じる機会になりました。
※ECOキャンパスとは