【終了しました】大人の紙すきワークショップ
2019年7月28日(日)実施
エコプラザで収穫したコウゾと四万十川源流の和紙原料と土や草花を使い、伝統手すき和紙の製作をします。自然素材のみを使い、環境に負荷をかけない、伝統手すき和紙についていろいろな角度から学びます。ワークショップで作ったオリジナル作品はお持ち帰りいただきます。
日時 | 2019年7月28日(日)10:30~15:30(受付は10:15~)※12:30~13:30昼休憩 |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学の高校生以上 |
講師 | ロギール・アウテンボーガルト氏(伝統手すき和紙作家) |
定員 | 16名(先着) |
参加費 | 1,000円 |
持ち物 | 紙にすきこみたいもの(紙切れ、糸くず、花、葉など。できるだけ厚みのない平たいもの) |
【当日の様子】
世界の紙の歴史と原料、和紙の歴史と原料の話から、紙は昔からリサイクル原料と自然由来の原料で作られていることを学びました。講師の母国オランダでは古布を原料としてコットンペーパーが作られているが、日本では自然原料(コウゾ、ミツマタなど)を使い和紙を作っており、循環型の生態系を守りながら自然環境を破壊することなく和紙の技術が出来上がってきたと説明がありました。
コウゾ、ミツマタは枝を収穫しても1年で大きく育ちます。よく伸びた枝に多くの葉を付けCO₂ 削減に貢献できる優秀な植物です。また、コウゾの伝統手すき和紙は電力を使わず人力と天然素材だけで作るので、環境に負荷をかけません。できた和紙は1000年以上劣化しないとの説明がありました。
紙すき体験では伝統紙すき工程を学び、コウゾの皮を叩く作業から圧縮して水分を取る作業まで行いました。
紙すきを通して、紙の歴史やコウゾの生態を学び、環境に負荷をかけない和紙の継承や、原料となる植物の保全の重要さを考える機会になりました。