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【終了しました】水のふしぎサイエンスラボ~自由研究のヒントがいっぱい~②

2023年8月11日(金・祝)実施

水はとても身近な存在であり、私たちの生活にはなくてはならないものです。一方で、あらゆる物質のなかで、もっとも不思議な性質をもっていると言われています。例えば、「温まりにくく冷めにくい」「液体の水のほうが固体の氷より重い」「いろいろな物質を溶かすこと」などです。これらの水の性質が、地球やそこに暮らす生き物の生活を支えています。
今回の講座では、「世界の飲める水の量を知る実験」や「水になって水循環を体験するゲーム」、「街に降った雨の流れを調べるゲーム」など、水の不思議な性質がわかる実験を行います。また、水不足、水質汚染、気候変動など、日本や世界の水問題について解説します。

日時2023年8月11日(金・祝)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区内在住・在学の小学4~6年生
講師橋本 淳司氏(アクアスフィア・水教育研究所代表/武蔵野大学客員教授)
定員10名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、ハンカチもしくはタオル(実験で水を使うため手拭き用)

【当日の様子】
まず最初に、地球上の水のうち、人間が使える水の量はどの程度か説明がありました。地球の水のうち、97%が海水、2.5%が氷河、さらに地下深くの水を除くと、人間が使える水は0.01%程度であると学びました。次に、すごろくゲームを使って、水が水蒸気や雲などに形を変えて地球上を巡っていることを体験しました。
後半は、廃棄物が地中に埋められた場合の影響を調査する実験を行いました。砂利の斜面に廃棄物に見立てたクエン酸の粉を埋め、霧吹きで疑似的に雨を降らすことにより、地中でクエン酸が水に溶け、斜面の下を流れて汚れが広がっていくことを確認しました。その後、水の流れを考えながら水の汚染源を探すグループワークを行いました。水の汚染が発生すると、地下水の流れに沿って汚染水が広がり、汚染源から遠く離れた場所でも健康被害が出ることを学びました。
講座を通して、水資源の大切さや、水を使い続けるために私たちが気をつけるべきことを考える機会になりました。


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