【終了しました】北極と南極の自然~南極点に徒歩到達した冒険家が見たもの~

2019年8月9日(金)実施
極限の自然環境はどうなっているのでしょうか。徒歩で南極点到達に成功した冒険家が極地の自然環境の厳しさと世界の環境保全の取組を紹介します。冒険家は目標達成のため、チャレンジする地域の気候と地理、環境規制(ゴミを持ち帰るなど) についての 情報収集と対策の専門家でもあります。極地といわれる場所の環境の現状や、大自然の中でどうやって身を守り生きていくのかなど、体験にもとづいてお話しします。 都会の生活にも役立つヒントと発見があります。

日時2019年8月9日(金)10:30~12:00(受付は10:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小・中学生を中心にどなたでも
講師阿部 雅龍氏(冒険家)

【プロフィール】
2019年1月、日本人初踏破のルートによる南極点単独徒歩到達918kmを達成。南米自転車縦断(11,000km)、北米大陸ロッキー山脈縦貫トレイ踏破(5,400km)、乾季アマゾン川いかだ下り (2,000km)、カナダ北極圏徒歩(500km)、カナダ北極圏徒歩(750km)、グリーンランド北極圏徒歩(750㎞)などを達成。日本人で初めて南極点を目指したが到達できなかった、白瀬矗(しらせのぶ)中尉の計画ルートでの南極点単独徒歩到達を現在は準備中。
~講師からの声~
人は強くなれると信じて冒険を続けています。普段は資金調達とトレーニングを兼ねて、浅草で人力車を引いています。人力での冒険はエンジンやモーターのある乗り物は使わないで、徒歩や自転車などの人の力だけで動く道具で自然に挑みます。虚弱な子供だった僕は強いヒーローが憧れでした。そんな子どもが冒険家になった話もします。分かりやすく話しますので、子どもたちの参加をお待ちしています。
定員40名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
講師が経験した自然について、写真を交えて説明がありました。アマゾンは高温多湿で菌類が非常に多く、食べ物がすぐに腐ります。北米の山にはグリズリー(巨大な熊)や大きな鹿がいるが、一番強い動物は鋭い棘を持つヤマアラシです。北極圏では急速に氷が減少しイヌイットは犬ソリからガソリン船に乗り換え生活様式が変わってきています。グリーンランドでは地表が現れ、作物が作られています。
南極の環境は南極条約で厳しく守られています。例えば、排泄物は大小で分別し、全て回収します。
冒険家は、出発前に情報収集を行い、環境の変化を読み取り、あらゆる危険を想定し対策を考えています。自然環境の変化に現地の人々や動物がいかに向き合っているかを身をもって経験している冒険家の話は、子どもから大人まで地球規模の環境の現状を学べる機会になりました。


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