【終了しました】味噌仕込みで学ぶ環境①②

2019年11月~12月実施
日本人のソウルフードである味噌は日本の四季や自然環境から生まれた発酵食品です。保存食でもある味噌は四季の移り変わりを利用して、日本の気候風土に適した微生物の働きにより作られます。冷蔵庫もない古来から日本で大切に育まれた在来の菌である糀(二ホンコウジカビ)をどのように保存してきたのか、昔と今の気候や環境の違いを意識し、味噌作りを通して日本の自然環境について学びます。

日時1回目 2019年11月23日(土・祝)15:00~16:30(受付は14:45~)
2回目 2019年12月12日(木)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の中学生以上の方
講師堂下 智子氏(アスリートフードマイスター)
定員各回15名
参加費800円
持ち物エプロン、持ち帰り用の袋(仕込んだビニール袋入り味噌を持ち帰るエコバックなど)

【当日の様子】
味噌の原料である国産大豆と国産塩が希少なため、流通している多くの味噌は外国産の原料で作られています。外国産は輸送に係るエネルギー負荷が大きく、大量に排出される温室効果ガスが地球温暖化を促進し、気温上昇や異常気象の原因になっています。今回の味噌仕込みに用いた国産大豆も、異常気象で例年より豆が小さく大雨の被害で収穫量が減少しました。また、最近の夏の猛暑傾向や急激な気温の変化の影響で、蔵などの自然環境下の保存では味噌の発酵が安定せず、昔のように自然環境下で作るのが段々難しくなっているそうです。味噌仕込みを体験することで地球温暖化について学び考える機会となりました。


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