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【終了しました】農村とつながる都市暮らし~自給自足の農村暮らし体験から~

2022年3月26日(土)実施

農村とつながることで生まれる都会の持続可能な暮らしについて考える講座です。講師が仲間と共に営む「暮らしの実験室やさと農場」は、野菜や卵などの生産物を主に首都圏に暮らす会員に届け、一方、会員は買うだけでなく、実際に農場に来て宿泊することで自給自足の農村暮らしを体験し、野菜の収穫作業や鶏や豚などの動物とのふれあいを通じて、循環する暮らしの大切さを学びます。講座では、農場のオンラインツアーを実施し、自給自足の生活について解説します。都市に暮らしながら自然と共生できるライフスタイルについて考えます。

日時2022年3月26日(土)10:00~12:00(受付は9:45~)
会場オンライン(Zoomミーティング)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
講師茨木 泰貴氏(暮らしの実験室やさと農場 運営スタッフ・畜産担当)

【プロフィール】
1981年兵庫県生まれ。大学では環境経済学を専攻。環境問題への関心から有機農業の現場へ。以来17年間、暮らしの実験室やさと農場のスタッフとして、畑や田んぼ、鶏、豚、企画、運営などを行う。2021年は、育てた野菜でヘチマたわし、醤油、納豆を作れるようになった。また、ポッドキャストにて「暮らしの実験室ラジオ局」を開設、農的な暮らしの魅力を発信している。共編著に『場の力、人の力、農の力。たまごの会から暮らしの実験室へ』(2015,コモンズ)石岡市協働のまちづくり推進委員会メンバー。
定員30名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
最初に、循環型農業についての説明がありました。講師が働く農場では、田んぼで米を収穫したあとに残る藁を、豚や鶏のいる豚舎や鶏舎の床にもみ殻やオガクズと混ぜて敷くことで、豚や鶏の糞と混ざり発酵し良質の肥料となります。また出荷できなかった野菜や地域で不用になった学校給食の残りは、豚や鶏の餌になります。育った野菜や加工された肉は、定期的に契約している会員に送られます。人がこのような循環をつなぐことで、持続可能な暮らしを作っていくことが大切であるとのことです。
農場のオンラインツアーでは、鶏舎での鶏や採卵の現場、豚舎での豚の様子、畑の野菜や田植え前の稲の苗などが紹介されました。これらの農場の作業は、関心がある人は誰でも農業体験として手伝うことができ、都心に暮らしながら自給自足の暮らしに関わることができます。定期的に農場の手伝いをしながら、そこで育った野菜や肉を購入できます。また、研修生として自給自足の方法を学びながら、都会の中で出来る自給自足にチャレンジするライフスタイルについても説明がありました。
講座を通じて、農村とつながりながら都会でできる自給自足や持続可能な暮らしについて考える機会となりました。


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