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【終了しました】映画『プラスチックの海』上映会

2023年3月4日(土)実施

プラスチックゴミによる海洋汚染の実態と、人体に及ぼす影響について追ったドキュメンタリー映画『プラスチックの海』の上映会です。海洋プラスチック問題は、多くの科学者や識者が警鐘を鳴らしています。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられ、その大半は海底に沈んでいます。海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなり食物連鎖を通じて生物の体内に蓄積されます。映画鑑賞とディスカッションを通じて、海の環境を守るために出来ることを考えてみませんか?

※映画は日本語字幕版で上映します。
※講座の最後にグループディスカッション(感想のシェア)があります。

日時2023年3月4日(土)14:00~16:15(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
(区外の方も参加できます)
定員30名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
映画では、まず海洋プラスチックにより被害を受けている動物たちの説明がありました。大量の水と共に餌のオキアミを食べるクジラは、プラスチックも同時に大量に飲み込むことになり、消化不良や栄養失調となり死んでしまうケースがあるそうです。海辺に生息する渡り鳥も、浜に打ち上げられたプラスチックを餌と間違えて食べ、身体の重さで飛べなくなり、多くが死んでいるとのことです。また、ウミガメはポリ袋をクラゲと間違えて食べてしまうとのことです。
次に、人への被害について説明がありました。フィジーでは、料理などの火の着火剤としてプラスチックを使っています。しかし、プラスチックを燃やすと出る有害物質により、咳や喉の病気になる人が増えているとのことです。また、マニラでは、ゴミ回収の仕組みが無いため、川にゴミを捨てることが日常化しています。大量のプラスチックゴミが、川を通じて海へ流れ込こんでいるとのことです。対策として、植物による水と土壌の浄化作用を活用した「バイオレメディエーション」という方法を採用し、川の水質汚染を浄化する取組が紹介されました。取組の結果、水質浄化とゴミの削減に効果があったそうです。しかし、ゴミ問題の根本的な解決のためには、市民の意識を変え、ゴミを川へ捨てない仕組みを作ることが大切であると説明がありました。
鑑賞後は参加者同士でグループディスカッションを行い、感じたことや考えたことを共有しました。
映画の鑑賞を通して、海洋プラスチックゴミの現状を知り、自分たちに出来ることを考える機会となりました。


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