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【終了しました】春の野鳥観察会 

2023年4月23日(日)実施

春は、冬鳥が去り、夏鳥の飛来が始まります。つがいが誕生し、子育ての準備に入る鳥を観察します。また、普段の鳴き声とは違う“歌”と呼ばれる鳴き声を聴いてみましょう。浜離宮恩賜庭園の緑地、水辺、海辺でそれぞれ見られる野鳥を中心に、その生態と周りの動植物との関係を学び、命のつながりについて考えます。

※小雨決行。荒天時は、中止とします。

日時2023年4月23日(日)10:00~12:00(受付は9:45~)
会場浜離宮恩賜庭園(現地集合・解散)
※詳細は参加案内にてお知らせします。
対象港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方で、2時間程度の徒歩が可能な方
※4月以降の学年とします。
講師安西 英明氏
((公財)日本野鳥の会 参与/元東京学芸大学非常勤講師)

【プロフィール】
1956年、東京生まれ。1981年、日本で初めてのサンクチュアリ「ウトナイ湖サンクチュアリ」にチーフレンジャーとして赴任する。
現在は(公財)野鳥の会参与として、野鳥や自然観察、環境教育などをテーマに講演、ツアー講師などで全国や世界各地を巡る。(社)日本環境フォーラム理事も務めている。
解説を担当した野鳥図鑑は45万部以上発行。
定員10名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、水分補給用の飲み物、お持ちの方は双眼鏡
服装歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
この時期の観察ポイントとして、つがいになっている鳥たちの姿を見たり、繁殖期のオスのさえずりを聞くことが挙げられます。また、東南アジアから渡り途中のオオルリが見られることもあると説明がありました。園内の緑地ではムクドリのつがいを観察し、色の濃い方がオスであることや、歩き方の特徴を学びました。次に、たんぽぽの種を食べるカワラヒワを観察しました。鳥のくちばしは、食べるものや食べ方により様々な形をしています。他に、上空を飛ぶツバメを見ることができました。オスが先に渡ってきて、メスが後から到着し、子育ての準備に入るそうです。普段からよく見られるカラスについては、この時期は抱卵しているメスにエサを運ぶため、のどがふくらんでいるオスを見ることができると説明がありました。
海辺ではイソシギが見られ、長い尾などの特徴や、羽づくろいの様子を観察しました。池ではカワウが魚を探して潜る様子や、特徴的であるエメラルドグリーンの目を見ることができました。
まとめでは、命の多くは食物になるため、増えすぎないことを学びました。シジュウカラが1年間に食べる虫は約12万5千匹との調査結果があり、虫が成虫になる確率はわずか0.025%程度、また、鳥も生まれてから2年目の生存率は50%程度であるとのことです。
講座を通して、身近な鳥の様々な生態を知り、生態系のバランスを学ぶ機会になりました。


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