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【終了しました】みなとSDGs vol.7~「サーキュラーエコノミー」×「観光」 ホテルでできるSDGsアクションを考えよう!~

※本講座は、新型コロナウイルス感染症の都内での発生状況を踏まえ、感染の拡大を防止するため、オンライン開催(エコプラザ又は自宅等での視聴となります。)に変更させていただきます。
※エコプラザで受講される場合は、スクリーンでの視聴となります。

※都合により講師が変更になりました。

2021年1月19日(火)実施

世界が取組む持続可能な世界を実現するための目標が「SDGs(Sustainable Development Goals)」です。 そのSDGsにどう取組めばいいのかを考える連続講座の第7回目です。
物作りの段階でゴミを出さない仕組みを構築し資源を循環させる「サーキュラーエコノミー」は、廃棄された一部を再利用するこれまでのリサイクルモデルとは異なる、新しいモデルと言われています。今回は、「サーキュラーエコノミー」の考え方を活用し、さらに地域経済を支える観光業の一例として、港区のホテルで出来るSDGsアクションを考えます。また、港区のゴミの現状についても解説します。レクチャーとグループワークを通じて、地域資源を活かし持続可能な社会を実現するための方法や考え方について学びます。
※グループディスカッションによる意見交換の時間があります。

※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取組むユニバーサル(普遍的)なものです。
(外務省ホームページより引用 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

日時2021年1月19日(火)18:00~20:00(受付は17:45~)
会場オンライン(Zoomミーティング)、港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の小学生以上の方(グループディスカッションを予定しているため小学生は保護者同席)
講師中 裕樹氏(認定NPO法人グリーンバード 監事)

【プロフィール】
2017年からグリーンバード虎ノ門チームリーダーを務め、清掃活動を通じたコミュニティづくり、新虎通りのエリアマネジメントに携わる。港区のまちの課題をみんなのアイディアで解消する「みなとーく」を企画。都内のディベロッパーに勤務し、業務としてもパブリックスペースにおけるイベント企画やコミュニティづくりにも携わっている。

松尾 沙織氏(SDGsライター/ACT SDGs主宰/ダイベストメントコミュニケーター)

【プロフィール】
2011年の震災をきっかけに、当時の働き方や社会の持続可能性に疑問を持ち、「ソーシャルデザイン」という言葉を広めたNPO法人グリーンズのライターインターンに応募、同団体の編集学校を卒業。登壇やSDGs講座コーディネート、勉強会を主催。また「ダイベストメントコミュニケーター」として、気候変動の問題を広める活動をしている。現在はフリーのライターとして、さまざまなメディアで「SDGs」や「サステナビリティ」を紹介する記事を執筆。
定員20名(先着)
参加費無料
共催みなと環境にやさしい事業者会議mecc

【当日の様子】
サーキュラーエコノミーの三原則について説明がありました。原則の1つ目は「自然のシステムの再生」です。有限な資源を枯渇させないため、再生可能な資源が持続する仕組みを作ります。2つ目は「ゴミを出さない設計」です。製造工程において極力ゴミの出ないビジネス設計を前提とし、自然への環境負荷を減らします。3つ目は「製品と原材料を捨てずに使い続ける仕組み」です。製品や部品、素材を常に最大限に利用可能な範囲で循環させることで、資源を最も効率よく活用できる仕組みを作ります。三原則を守り、ビジネスを構築することが大切とのことです。
全国でゴミ拾い活動をしているグリーンバードの事例紹介では、ゴミ拾いをきっかけに若い人たちへの環境問題の接点を作り、地域の中のコミュニティリーダーを育成していくことが大切であると説明がありました。
曹洞宗が経営する東京グランドホテルでは、SDGsと共通点のある禅の教えや精進料理を通じて、「出された食事は最後まで綺麗に食べる」などのメッセージを発信していると紹介がありました。
レクチャーの後、参加者同士でグループディスカッションを行い、「ホテルでできるSDGsアクション」について話し合いました。
講座を通じて、私たちの暮らしや企業活動を見直し、資源が循環する仕組みについて考えるきっかけとなりました。


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