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【終了しました】キノコの不思議について学ぼう~多様性・生態と人との関わり~  

2021年9月15日(水)実施

菌類であるキノコは、 倒木や落ち葉から栄養を得る「分解者」であると同時に、生きた樹木と栄養のやりとりをするなど、 森林の生態系において重要な役割を担っています。 そのような野生のキノコの多様性や生態、 森林との関係について学びます。また、 キノコと食文化は切っても切れない関係にありますが、日本で人気のあるキノコが海外でも人気とは限りません。日本で独自の発展をしてきたキノコの食文化について解説します。講座を通して、 キノコと自然、そして人間との関係について考えます。

日時2021年9月15日(水)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場オンライン(Zoomミーティング)、港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方を中心にどなたでも(小学生は保護者同伴)
講師保坂 健太郎氏(独立行政法人国立科学博物館 植物研究部 研究主幹)
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具
申込み方法8月11日(水・祝)10:00~申込み開始
下記の申込みフォーム、またはお電話でお申込みください。申込みフォームからのお申込みは、受付メールを自動送信しております。定員に達した後の受付については、お断りのメールをお送りすることがございます。そのような連絡メールが届かない場合は、ご参加確定となります。

【当日の様子】
まず最初に、菌類とは何か、またキノコとは何かについて説明があり、植物や細菌との生態の違いを知りました。また、私たちが普段目にしているキノコは植物で例えると「果物」や「花」にあたる部分で、「菌糸」と呼ばれる本体は植物の根のように地中に広がっています。「菌糸」の全長は、アフリカゾウやシロナガスクジラなどの巨大な生きものの体長よりもはるかに大きい可能性があることを学びました。
また、キノコには死物から栄養を取る腐生菌、生きた樹木の根を通して栄養のやり取りをする菌根菌などがあり、分解者や共生者として、生態系において重要な役割を持っていることを学びました。
世界各国で食べられているさまざまなキノコについても紹介がありました。日本で人気のマツタケの香りや、なめこなどのぬめりは海外では好まれていないそうです。
講座を通して、生態系の循環や森林保全の重要さについて考える機会になりました。


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