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【終了しました】竹のカトラリー作り

2024年7月31日(水)実施

竹を小刀で削ってカトラリーを作ります。箸・スプーン・バターナイフの3種類から1つ選びます。竹は、古来より、私たちの暮らしの中で様々な用途で使われてきました。かごやざるなどの日用品から、茶道や華道の道具、笛や尺八などの楽器などにも使われていました。しかし、最近では、管理の行き届かない竹林が繁殖を続けて他の植物の成長を妨げるなどの問題も生じています。竹のカトラリー作りを通じて、竹の道具や活用方法、関われる機会などを学び、環境にやさしい暮らし方について考えます。

※一人1つずつ作ります。
※講座では小刀・金づちを使用します。

日時2024年7月31日(水)14:00~15:30 (受付は13:45~)※16:15まで作業可能
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生とその保護者
講師井熊 理恵氏(野良の暮らしファシリテーター)

【プロフィール】
栄養課卒栄養士取得、心理学科卒。食品会社にて品質管理課、商品開発課を経たのち、栄養士として中学校給食づくりに9年携わる。子育ての時代には、子育てサークルを立ち上げ約20人の子ども達と楽しむ。塾の教室長を6年つとめ、延べ300人以上の生徒たちをサポート。小学生、中学生の生徒たちとの関わりの中で、幼児期における体験が、その後大きく影響することを実感。田んぼに出会い、自然の癒す力の大きさを実感する。土に触れる大切さと食の大切さ、お米つくりの楽しさをシェアしたく、里のengawaにて、野良の暮らしファシリテーターとして活動中。

米川 真代氏(野良の暮らしファシリテーター)

文化人類学科・芸能デザイン学科卒。幼少より舞台に携わり、大学在学中は役者として芝居の経験を積む。高校生活では親元を離れ、寮生活を経験。総寮長として200人超の寮生を束ね、個性が集まるコミュニティの中にあって、円滑に暮らしていく為の術を学ぶ。民俗文化に興味を持つ中で「農」と出会い、個人で田んぼと畑を耕作。「農」と「芸術」が融合した 暮らしを模索している。里のengawaにて、野良の暮らしファシリテーターとして活動中。
定員15組(抽選)
参加費無料

【当日の様子】
まず最初に、竹の活用例と課題について学びました。竹は昔から私たちの身の回りで活用されている素材の一つで、かごやざるなどの日用品の他に、花瓶やししおどし、お茶の道具、また最近では、竹が素材の竹紙や竹を糸にし制作された竹の服などもあると説明がありました。昔から私たちの暮らしに活かされてきた竹ですが、最近は昔ほど竹が活用されなくなり、竹林がそのまま放置される「放置竹林」の問題が増えているのとのことです。放置竹林がもたらす課題として、太陽の光をさえぎって、他の木を枯らしてしまうため、動物の棲む場所が無くなってしまう点、もう一つは土砂崩れが起きやすくなる点について説明がありました。竹は、針葉樹や広葉樹と比べて、浅い部分に根を張るため、地震や大雨で地盤が緩むと竹林ごと斜面を滑り落ちる危険があるとのことです。放置竹林の課題を解決するため、様々な形で竹を暮らしに取り入れることが大切であると説明がありました。
実習では、ナタとかなづちで竹を割る体験をし、用意された竹材を小刀で削り竹の箸を作りました。
講座を通じて、竹の課題と活用方法を学び、竹との共存について考える機会となりました。


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