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【終了しました】森と鹿、そして人間~シンポジウムとワークショップ~

1月27日(土)、1月28日(日)実施

森と鹿の関係を考えるシンポジウム、ワークショップ、展示を2日にわたって実施します。

[プログラム]
1月27日(土)
 受付終了 13:30~14:30 ①「枝のえんぴつづくり」ワークショップ 
 受付終了 15:30~17:30 ②「鹿革のガマグチづくり」ワークショップ
1月28日(日)
 受付終了  10:00~12:15 「森と鹿、そして人間」シンポジウム
 受付終了  13:30~15:00 ③「鹿骨のペンダントナイフづくり」ワークショップ
 受付終了  16:00~17:30 ④「ステンシルで森と鹿のエコバックづくり」ワークショップ

※同会場で全日本鹿協会、富士山環境展による展示を行います。
※申込みは各講座ごとにお願いします。また、申込み内容が異なりますので、各詳細をご参照ください。


1月27日(土)13:30~14:30①「枝のえんぴつづくり」ワークショップ

2024年1月27日(土)

現在の富士山の森について話を聞き、森の荒廃が進む問題について考えます。本講座では、富士山の森の枝を使って鉛筆を作ります。森の資源を利用したもの作りを体験することで、自然環境について深く考えます。

※講座では小刀(カッターナイフ等)を使用します。

日時2024年1月27日(土)13:30~14:30(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学を中心とした4歳~小学生(小学2年生以下は保護者同伴)※区外の方も参加できます
講師井戸 直樹氏(森のたね 代表)
共催全日本鹿協会
定員12名(抽選)
参加費500円
持ち物筆記用具、動きやすい服装

【当日の様子】
富士山の森の保全をするために、苗木や樹皮を食べてしまう鹿の駆除と、樹木の間伐作業が重要だと説明がありました。富士山の森の間伐材の枝を利用して鉛筆作りをしました。枝に入れた鉛筆の芯をヤスリや小刀で削り出す作業では、選んだ木の種類や太さによって木材の硬さと、香りが違うことを体験しました。間伐した枝を無駄にせず利用できることを学びました。

1月27日(土)15:30~17:30 ②「鹿革のガマグチづくり」 ワークショップ

鹿は害獣として駆除されている現状にありますが、森の資源として有効利用できる動物です。日本人は昔から皮を活用してきました。動物の皮を使うためには、手間のかかる「なめし」が必要です。その作業により革となり製品加工の材料になります。本講座では鹿革でガマグチ作りを体験し、健全な森の環境作りと資源としての鹿の利用を考えます。

※講座では針、金づちを使用します。

日時2024年1月27日(土)15:30~17:30(受付は15:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方(区外の方も参加できます)
講師遠藤 和帆氏(染織工房豆 主宰)
共催全日本鹿協会
定員12名(抽選)
参加費2,000円
持ち物筆記用具、動きやすい服装

【当日の様子】
日本の山林では鹿が増えて、山林や畑の被害が拡大しています。害獣として駆除される頭数は増えていますが、ほとんどが廃棄されています。昔は鹿も森の資源として、皮は有効利用されていました。現在、鹿の皮はほとんど使われていませんが、手芸や工芸の材料として加工することで、品質の高い革として有効に使えることを体験し、森の生きものと人間の関係を学ぶ機会となりました。

1月28日(日)10:00~12:15  「森と鹿、そして人間」シンポジウム

日本は世界的にも森林大国で、戦後植林した針葉樹林が主伐期を迎えています。木材自給率は固定価格買取制度による間伐材などのバイオエネルギー利用の増加もあり、18%から40%以上に回復しましたが、用材としての利用はいまだ課題が多いです。また、皆伐後の植林も3割程度にとどまるなど、昨今の集中豪雨の多発もあり、山崩れなどの災害への危惧が高まっています。特に、シカを中心とする野生動物による森林の食害が、森林の国土保全効果を減退していることも災害に拍車をかける恐れがあります。森と鹿、そして人間とのよりよい関係を築くために、何をなすべきか考えてみませんか。

[シンポジウム内容]
挨拶・趣旨説明 小林 信一氏
講演1:吉岡 拓如氏「日本の森林の現状と課題」
講演2:鵜飼 一博氏「森林とシカとの関係を考える」
講演3:竹川 将樹氏「林業家から見たシカ問題」
講演は各30分
総合討論/質疑応答(全登壇者参加)
閉会挨拶
終了

オンライン受講の方へ:Zoomを利用します。はじめての方は当日使用するパソコン、スマートフォン、タブレットでZoomが視聴可能かご確認ください。
―内容は大人向けですー

日時2024年1月28日(日)10:00~12:15(受付は9:45~)
会場港区立エコプラザ、オンライン(Zoom)
※お申込みいただいた方限定で講座後2週間アーカイブ配信いたします。
対象港区在住・在勤・在学を中心とした小学生以上の方(区外の方も参加できます)
講師吉岡 拓如氏(東京大学教授)
鵜飼 一博氏(静岡県立農林環境専門職大学短期大准教授)
竹川 将樹氏(株式会社 ふもとっぱら代表)
小林 信一氏(全日本鹿協会 副会長兼事務局長)
共催全日本鹿協会
定員会場:15名(先着)
オンライン:100名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
まず最初に全日本鹿協会の会長から、シンポジウムを通して鹿と森と人の関係を深く考える機会になればと挨拶がありました。シンポジウムは各パネリストが、森にかかわる専門家として、現在の日本の森の抱える問題と森の未来について語りました。特に鹿と森の関係は、鹿が増え続けることで森の環境に起る影響を危惧する認識が共有されました。増えすぎた鹿を資源として活用するため、皮の利用やジビエとしての新しいレシピの紹介もありました。最後はパネリストたちと会場の参加者も交えて、鹿と森と人間のバランスのとれた、より良い関係を取り戻すための意見交換がありました。

1月28日(日)13:30~15:00  ③「鹿骨のペンダントナイフづくり」ワークショップ

富士山に生息する鹿の骨のペーパーナイフづくりの体験を通して、鹿の住む森の環境を学びます。豊かな森を維持するには生態圏のバランスが重要です。人が森の環境維持にどのように関わることが必要か、森の恵みである鹿の骨を利用し加工することで考えます。

日時2024年1月28日(日)13:30~15:00(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学を中心とした小学生以上の方
(小学2年生以下は保護者同伴)※区外の方も参加できます
講師井戸 直樹氏(森のたね 代表)
共催全日本鹿協会
定員12名(抽選)
参加費1,500円
持ち物筆記用具、動きやすい服装

【当日の様子】
日本の森では鹿が増え続け、食害により森の環境バランスが壊れだしています。被害を減らすために鹿の駆除を推進していますが、毎年約70万頭以上の駆除された鹿が森に廃棄されています。鹿の皮、肉、角、骨を有効利用をすることで、山の資源として捉える意識を広めたいと説明がありました。ワークショップでは、鹿の骨を削ったり磨いたりすることで、アクセサリ―にもなるペーパーナイフができることを体験しました。

1月28日(日)16:00~17:30  「ステンシルで森と鹿のエコバックづくり」ワークショップ

富士山に生息する鹿を描いたエコバックをつくります。富士山の森と鹿の話を聞き、豊かな森を維持するには生態圏のバランスが重要なことを学びます。人が森の環境維持にどのように関わることが必要か、森の恵みである鹿を通して考えます。

日時2024年1月28日(日)16:00~17:30(受付は15:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学を中心とした4歳以上の方(小学2年生以下は保護者同伴)※区外の方も参加できます
講師遠藤 和帆氏(染織工房豆 主宰)
共催全日本鹿協会
定員12名(抽選)
参加費1,500円
持ち物筆記用具、動きやすい服装

【当日の様子】
富士山の森には鹿をはじめ、様々な野生動物が生息しています。富士山に暮らす講師が森で出会う生きものたちをモチーフにデザインした型紙は、鹿やイノシシ、動物の足跡、昆虫等多くの種類がありました。参加者はそれぞれがイメージする森を表現するため、型紙と色を選び、アクリル絵の具でエコバックに模様を付けました。完成したエコバックはどれも個性的で、森の生きものたちが生き生きと表現されていました。


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