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【終了しました】秋の野鳥観察会
2022年10月15日(土)実施
秋冬も虫を主食にする鳥は、南の国に渡っていきます。一方、鳥に食べられることで種子を散布する木の実は、色づくことで鳥に目立つようになります。貴重な緑地や水辺を残す自然教育園を訪ねて、秋の野鳥、虫、植物を観察してみましょう。
※小雨決行。荒天時は、港区立エコプラザで、都市で秋に見られる鳥を中心に、虫や植物との関わりから考える自然環境について学びます。
日時 | 2022年10月15日(土)10:00~12:00(受付は9:45~) |
会場 | 附属自然教育園(現地集合・解散) ※詳細は参加案内にてお知らせします。 |
対象 | 港区在住・在勤・在学の小学4年生以上の方で、2時間程度の徒歩が可能な方 |
講師 | 安西 英明氏 ((公財)日本野鳥の会 参与/元東京学芸大学非常勤講師) 【プロフィール】 1956年、東京生まれ。1981年、日本で初めてのサンクチュアリ「ウトナイ湖サンクチュアリ」にチーフレンジャーとして赴任する。 現在は(公財)野鳥の会参与として、野鳥や自然観察、環境教育などをテーマに講演、ツアー講師などで全国や世界各地を巡る。(社)日本環境フォーラム理事も務めている。 解説を担当した野鳥図鑑は45万部以上発行。 |
定員 | 10名(抽選) |
参加費 | 無料 ※附属自然教育園の入園料(320円)は自己負担となります。(65歳以上の方および高校生以下は無料) |
持ち物 | 筆記用具、水分補給用の飲み物、お持ちの方は双眼鏡 |
服装 | 歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください) |
【当日の様子】
自然教育園は木が生い茂る場所が多いため、野鳥の姿を見ることは難しかったですが、ヒヨドリやキビタキを始め、クサヒバリなどコオロギの仲間の虫の声も聞くことができ、それぞれの特徴を学びました。また、ジョロウグモの網の作りが三重構造であることや、振動により獲物を察知して素早く近づく習性を観察しました。更に、渡り蝶であるアサギマダラを見ることができました。上空を通り過ぎるカラスを観察し、羽ばたきが深いことや、2羽の場合はつがいであることを学びました。猛禽類は羽ばたきが浅いため、上空を飛ぶ鳥を見分けるには、羽ばたきの特徴もポイントになります。また、鳥に食べられることで種子を散布する木の実についての解説がありました。その多くは赤く色づきますが、黒いものもあります。黒は目立たないように感じますが、鳥にとっては目立つ色とのことです。園内にはキノコも多く見られ、落ち葉などを分解する役目の菌類は、生物の循環や持続可能性の要であることを学びました。
生物は、それぞれが関係して命をつないでいることを学び、生物多様性の重要さを考える機会になりました。