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【終了しました】みなとSDGs vol.12~COP26を受けて今後の展望~

新型コロナウイルス感染症の都内での発生状況に伴い、本講座はオンライン開催に変更させていただきます。

2022年1月18日(火)実施

「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、私たちの暮らしや地域、世界を持続していけるよう、世界みんなで取組むためのグローバル目標です。本講座を通し、身近にある課題に当事者意識を持ち、一人ひとりから地域でできるアクションを考えます。第12回目は末吉竹二郎先生をお招きし、特別講演「COP26を受けて今後の展望」を開催します。

COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)の内容を紐解くとともに、今後加速していくSDGsの取組や脱炭素の動きのなかでのビジネスの在り方、異常気象・地球温暖化を防止するためのSDGs、脱炭素に対する様々な取組、そして、企業が取組むべき課題などをお話しいただきます。
また、コロナ禍で生まれた、経済再生と脱炭素を同時に目指す「グリーンリカバリー」についてもご説明いただきます。

※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取組むユニバーサル(普遍的)なものです。
(外務省ホームページより引用 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

日時2022年1月18日(火)15:30~17:00(受付は15:15~)
会場オンライン(Zoomミーティング)
対象港区在住・在勤・在学の小学生以上の方(小学生は保護者同席)
講師末吉 竹二郎氏(国連環境計画FI特別顧問/国際金融アナリスト)

【プロフィール】
東京大学を卒業後、1967年に三菱銀行(現 三菱UFJ銀行)に入行。取締役NY支店長などを経て、1998年、日興アセットマネジメント副社長に就任。同社勤務中にUNEPFIの運営委員メンバーに任命され、現在もアジア太平洋地区の特別顧問としてUNEPFIの活動を続ける。2008年~09年には、福田、麻生両首相の下におかれた「地球温暖化に関する懇談会」の委員を務めた。地方自治体の審議会委員やアドバイザー、セミナーや講演会、大学での授業などを通じて環境問題やSDGs、サステナブル投資についての講演等を行う。
主な著書に、「地球温暖化講義」(東洋経済)、「グリーン経済最前線」(共著、岩波新書)他。
定員オンライン:200名(先着)
参加費無料
共催みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)

【当日の様子】
2021年10月31日から11月13日の間、イギリス・グラスゴーでCOP26は開催されました。
COP26の成果として2つの説明がありました。まず、「グラスゴー気候合意」文章の中に、パリ協定では努力目標であった、気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃に抑えることが世界共通目標として盛り込まれたことです。そして、ファースト・ムーバーズ・コアリション発足(低炭素技術に対するイノベーション創出のため、企業が先に購入を約束するプラットーホーム)を例に、気候変動や脱炭素社会を目指す民間の取組が広がっているとの話がありました。
一方で、当初は、石炭火力発電の「段階的な廃止」として議論されたものの、新興国などの反発により、同合意書では「段階的な削減」という表現にとの話もありました。しかし、このような場で石炭火力発電について言及されたことは成果でもあるとのことでした。
これらの成果の背景には、カーボンニュートラルでサスティナブルな社会実現を目指し、産業、経済社会システム全体の変革を実践するグリーントランスフォーメーション(GX)による国際競争の拡大があるそうです。今後は、気候変動や脱炭素に関わる産業、経済活動の世界的なルール整備、規制化が進んでいくだろうとの見解でした。そして、このような課題を、社会の問題としてだけでなく、一人ひとりの課題として認識して話し合い、行動することが大きなインパクトに繋がることを学びました。


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