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【終了しました】里山BONSAI作り~レクチャーとワークショップ~
里山には私たちの生活環境を守るさまざまな役割がありますが、手入れがされなくなり、その役割が果たせなくなってきています。里山が放置されるようになった背景や弊害について学びます。また、講師が所属するNPOが手入れした里山で芽生えた苗木を使って、盆栽作りをします。
講師が取組む森林再生や都市緑化活動の紹介もします。都市に住む私たちにできる森林保全について考えてみましょう。
日時 | 2021年1月16日(土)13:30~15:00(受付は13:15~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学の方(小学3年生以下は保護者同伴) |
講師 | 鈴木 敦子氏(株式会社環境ビジネスエージェンシー代表取締役/NPO環境リレーションズ研究所理事長) |
定員 | 12名(抽選) |
参加費 | 1,000円 |
持ち物 | 筆記用具 |
【当日の様子】
まず森の役割について説明がありました。さまざまな生き物の居場所であると同時に、水を循環させたり、海からの風や砂をさえぎるなどの働きがあることを学びました。また、日本の森の現状について学びました。天然林の60%が里山林だが、伐採や手入れの放棄により、下草が生い茂った状態のものが非常に多くなっているとのことです。その結果、鹿などの動物が下草や若芽を食べ増殖することで裸地が増え、現存する植物の25%が絶滅の危機にあることや、倒木や土砂災害の危険性もあるということを学びました。
荒廃した森は日が射さず、発芽できずに以前は土に埋もれていた種が、講師が所属するNPOの里山再生活動により、今では発芽し育っています。その苗木を持ち帰り、街の緑を増やすために役立てています。
実習では、その苗木を使い盆栽を作成しました。
森を手入れすることで、そこに生きる動植物だけでなく、私たちの暮らしを守ることにもつながると学びました。