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【終了しました】しろくまカメラマンに聞いてみよう!しろくまのこと、地球温暖化のこと

2023年11月23日(木・祝)実施

2023年11月30日(木)~12月12日(火)にアラブ首長国連邦のドバイで開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に関連して、港区立エコプラザでは11月に気候変動適応月間を開催します。

地球温暖化の影響で北極・南極の氷が溶けている、ということは聞いたことがあると思います。しかし、なんとなく自分とは遠いことのように感じてしまうのではないでしょうか?
この講座では、カナダ北部で20年以上シロクマを撮影し続けてきたカメラマンの講師から、シロクマの生態や、シロクマの住む北極圏の環境の変化を通して、リアルな地球温暖化の現状について学びます。「シロクマは普段どんな暮らしをしているの?」「北極の氷が溶けてしまうと、シロクマたちは何が困るの?」など、様々な疑問にお答えします。
また、地球温暖化や気候変動、そして地球温暖化を防ぐ解決策となる自然エネルギーについても学びます。地球温暖化の現状について知り、シロクマたちを守るため、自分たちにできることは何か考えてみましょう。

日時2023年11月23日(木・祝)10:30~12:00(受付は10:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生(小学3年生以下は保護者同伴)
講師NPO法人そらべあ基金

丹葉 暁弥氏(自然写真家)

【プロフィール】
自然写真家、シロクマ写真の第一人者。北海道釧路市出身。幼少の頃から釧路湿原の大自然の中で、風景や野生動物を撮影。1995年、野生のペンギンに逢いたくて南極へ渡航。1998年にカナダ北部で野生のシロクマに逢って以来、その魅力に取り憑かれて、ほぼ毎年彼らに逢いに通う。自然保護活動をしながら、地球や動物たちの未来について、メディアや雑誌などへの寄稿や、全国で講演などを行っている。
定員30名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
まず最初に、講師が撮影したシロクマの写真を見ながら、シロクマが集まるカナダのチャーチルの街や、シロクマの生態について説明がありました。チャーチルは寒い時期になると、海が凍るため、氷の上にいるアザラシの狩りをするためにシロクマが集まってきます。海が凍っている期間は狩りをして栄養を体に蓄え、春に氷が溶けて食料となるアザラシの狩りが出来なくなると、次に海が凍る時期まで絶食状態になります。しかし、近年は地球温暖化の影響で海が凍り始める時期が遅くなっているため、狩りができる期間が短くなっています。海が凍るのが1週間遅くなると、シロクマの体重は約10kg減ってしまいます。そのため、シロクマは以前に比べて小さい個体が多くなっています。また、シロクマの個体数も減少しているとのことです。
最後に、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを減らすため、発電源を再生可能エネルギーに変えていく重要性について説明がありました。また、自分たちにできることとして、講座で学んだことを誰かに共有してみることや、電気を使いすぎないようにすることなどが挙げられました。
講座を通じて、シロクマや北極圏の現状を知り、自分たちにできることを考える機会となりました。


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