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【終了しました】エコプラザ・伝統文化交流館連携企画【全2回】和紙の折り紙で般若の能面をつくろう、演じてみよう! 

2024年2月23日(金・祝)実施
第1回:埼玉県小川町の和紙作りの歴史や自然との関わりを学び、伝統和紙の折り紙で般若の面と扇を作ります。自然素材から作られる和紙の手触りを楽しみながら、日本の自然環境と伝統文化の大切さについて考えましょう。

2024年2月24日(土)実施
第2回:第1回で作製した般若の面と扇を使い、能の所作を体験します。実際の能面との違いについてもお話しします。能楽の歴史や能面の種類、素材について学び、日本の伝統文化がどのように自然とつながり、継承されてきたのかを考えます。

みなさんが作ったお面や扇は、港区立伝統文化交流館にて3月9日(土)・10日(日)開催の伝統文化フェスティバルで展示します。

日時第1回 2024年2月23日(金・祝)14:00~16:00
第2回 2024年2月24日(土)14:30~16:00(受付は各15分前~)
会場※第1回と第2回で開催場所が異なります。
第1回 港区立エコプラザ
第2回 港区立伝統文化交流館
対象港区在住・在学の小学生(小学2年生以下は保護者同伴)
港区在住・在学を中心とした小学生(小学2年生以下は保護者同伴)※区外の方も参加できます
講師第1回 おりがみ忍者ハッタリくん

【プロフィール】
和紙のふるさと、埼玉県小川町からやってきた!伝統文化の持続可能性からインスピレーションを得て、人類を次の1000年先へつなぐニューヒーロー。2019年11月、ネパールの小学校で開催された文化交流プログラムからその活動をスタート。日本の伝統文化「折り紙」で、面白い忍者ゲームの開発、楽しいオリジナル作品を作っている。
インスタグラムはこちら

第2回 武田 祥照氏(観世流シテ方能楽師)

【プロフィール】
1987年3月19日生まれ。観世流能楽師 武田尚浩の長男。武田家は江戸期より続く能楽の家。1989年 2歳にて初舞台を踏み、以後父の指導のもと、斯道を歩む。現在、一般社団法人能尚会理事。青山学院大学非常勤講師。父・尚浩及び十二世山階彌右衛門に師事し、年間130を超える能公演に出演し研鑽を積む他、年間50あまりのワークショップを行い、能の普及に努める。2020年4月よりYouTubeチャンネルを開設し、オンラインでの発信にも力を入れている。智継(さとつぐ)・應秀(まさひで)二児の父。
定員20名(抽選)
参加費800円
持ち物第1回 筆記用具
第2回 筆記用具、動きやすい服装、靴下(あれば白色)
共催港区立伝統文化交流館

【当日の様子】
第1回
レクチャーでは、和紙の歴史について説明があり、仏教の伝来に伴い、お経を書くために必要になったことが発端であり、約1,300年前からある日本の伝統文化であることを学びました。また、コウゾという植物を原料として作られる工程が動画で紹介されました。
ワークショップでは、伝統和紙が一般的に市販されている裏が白い折り紙とは異なり、表も裏も同じ色であることや、独特の手触りであることを楽しみながら折り、般若の面と扇を作りました。参加者それぞれが工夫をこらした装飾を施し、個性豊かな作品が完成しました。



第2回
レクチャーでは、能の起源についてや、実際の面を観察しながら代表的な「小面」「若女」の特徴や見分け方を学びました。また、「般若」の面は鼻から上は悲しみ、鼻から下は怒りを表しており、演じる時の顔や胸の角度により印象が異なると説明がありました。面の材料にはヒノキ、色付けには、貝殻から作られる胡粉(ごふん)が使用されていることを学びました。
次に、「すり足」を始め、泣く仕草である「シオリ」、喜びを表す「ユウケン」などの所作について説明と講師の実演がありました。また、数種類の装束を用い、織り方などの違いについて解説がありました。
その後、「安達原」という演目の一部分の所作を習い、第1回目で作製した般若の面と扇を使い全員で実演しました。
2回の講座を通して、伝統文化の歴史やそれぞれの素材について学び、親しむことで、興味を持つ機会になりました。


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