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【終了しました】都市森林のある暮らしvol.3~緑いっぱいの街は本当によい街なのか?~

2022年3月17日(木)実施

街の木を活用する「都市森林」の取組を通じて、木と共にある持続可能な都市の暮らしを考える連続講座です。今回の講座では、「緑でいっぱいの素敵な街」という私たちの社会で共有されている理想について考えます。街のキャッチコピーや都市計画などで「緑の多い街」を目指すことが多くあります。しかし、木が多いというだけで良い街と言えるのでしょうか?木と関わり、街と関わり、街で木を育て活かしてきた講師が、「良い街とは何か?」また「木がもたらす価値」を見出すための講義とディスカッションを行います。多様な樹種に関するノウハウの活用や、住民の協力によって生まれる街の木の循環の仕組みなど、講師の取組事例を基に、「緑でいっぱいの素敵な街」という理想の先について一緒に考えてみませんか?

日時2022年3月17日(木)18:00~20:00(受付は17:45~)
会場オンライン(Zoomミーティング)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
講師湧口 善之氏(都市森林株式会社 代表取締役)
定員30名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
街の中で木を活用する事例について説明がありました。駅前の再開発などで、木を多く活用する計画が立てられますが、木を多く植えれば良い街になるというわけではありません。緑だけではなく、他のものとの相互作用で豊かな体験を生み出す工夫が良い街づくりにつながります。例えば、公園や広場の周りにカフェや飲食店があることで、屋外での食事や休憩の体験を促すことができます。また、木が持つ「変化」という価値を活かし、人の暮らしを豊かにする工夫を考えることが大切であると説明がありました。木や自然は、春の新緑や秋の紅葉など、季節ごとに違った表情を見せるなどの「変化していく」という価値があります。また年月を重ね大きく成長していく姿は、人の記憶に残ります。
講座を通じて、街の中で木を活かすための考え方やノウハウについて学ぶ機会となりました。


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