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【終了しました】【全6回】マシンガンズ滝沢さんと学ぶサステナブルライフ養成講座~地球と人に優しい未来のためのアクションを~

2023年9月~2024年2月実施

この講座は、「ごみ」「水」「ファッション」「地球温暖化」など、様々な視点から環境問題について学び、仲間とともに持続可能な暮らしを実現するためのアクションにチャレンジするための養成講座です。各分野の専門家によるレクチャーとワークショップ、また、参加者同士の対話(※ダイアログ、※ワールドカフェ形式)により、深い学びを生み出します。各回の最後は、持続可能な暮らしのためのアクションを考え、それぞれの生活の中でチャレンジしていただきます。講座と講座の間には、Zoomによるオンライン交流会を実施し、チャレンジの振り返りや気づきを共有する機会を作ります。共通の関心を持つ仲間の存在は、アクションの第一歩を踏むためのモチベーションになります。第1回目の講師にお招きする、お笑い芸人兼ごみ清掃員のマシンガンズ滝沢さんには、第2回目以降も、講座を学ぶ受講生としてみなさんと一緒に参加していただきます。最終回では、グループによるアクションプランの発表会を行います。持続可能な社会を目指し、みなさんのサステナブルライフを実現するために、滝沢さんと一緒に学んでみませんか。ぜひ奮ってご参加ください。

※対話(ダイアログ)とは…知識や情報ではなく、自身の経験をベースに考えや感じたことを話し、自らの考えを保留し、お互いの考えの背景を理解しながら、共通のテーマについて新しい意味や捉え方を共に発見していく探究的な話し合いのあり方です。個人が意見や考えを所有し正しさをジャッジするのではなく、個人的な想いや体験をオープンに語り合い、深く探究することによって、新しい意味やアイデア、行動が生まれることを大切にします。

※ワールドカフェとは…テーブルごとに4、5人のグループに分かれて、フォーマルな会議ではなくカフェのようなオープンな雰囲気の中で会話をします。メンバーチェンジを数度行うことで、多くの人と情報の共有ができ、また、そこからたくさんのアイデアが生まれたり、人間関係をつないだりする、創造的な話し合いの手法です。

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  ■各講座内容■
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【第1回】「ごみ清掃から学ぶ環境問題」 
     講師:滝沢 秀一氏(お笑い芸人兼ごみ清掃員)

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持続可能な暮らしや社会を考える際に、一番の問題になっているのがごみの問題です。使ったものがごみではなく、資源として社会の中を循環するようにすることが、持続可能な社会を考える上で大切です。お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動するかたわら、ごみ清掃員として働く滝沢秀一さんが、自身の体験から見えてくるごみ問題やごみを資源にするための工夫についてお話しします。身近な家庭ごみを題材に、分別の大切さやごみを出さないライフスタイルについて考えます。
【第2回】「水はごみなのか?~生きものに優しい水と社会について考える~」 
     講師:橋本 淳司氏(水ジャーナリスト)

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家庭から出る水のほとんどは汚れています。水の循環を実現するには、汚れた水をどうやって綺麗にしていくかが課題です。私たちのところにやってくる水はどこから来て、汚した水はどこへ行くのかを詳細に追いかけながら、水問題の現状について学び、持続可能な水との関わり方について考えます。
【第3回】「持続可能なファッションを考える~あなたが描く理想の未来とは?~」 
     講師:植月 友美氏(Enter the E CEO)

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服の製造過程や廃棄時には、環境や人に大きな負荷をかけていると言われています。「人や地球に迷惑をかけずに洋服を楽しめる社会をつくる」ことを目標に服のセレクトショップとセルフブランドを立ち上げ運営している植月友美さんが、ファッションに関わる環境問題の現状と、解決のための行動を起こすときに大切にしていることなどをお話しします。
【第4回】「地球温暖化逆転のために私たちができること~”プロジェクト・ドローダウン”から学ぶ~」       
     講師:鈴木 核氏(元ドローダウン・ジャパン・コンソーシアム 理事)

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2021年発行の『ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法』という書籍の著者ポール・ホーケン氏と親交があり、翻訳サポートとしても関わられた元ドローダウン・コンソーシアム理事の鈴木核さんを講師に迎え、地球温暖化と私たちの仕事や暮らしが密接に関わっていること、また、私たちがより効果のある行動を実施するためのポイントについてお話しします。
【第5回】「SDGs”誰一人取り残さない”を実現するために~アイデアの育て方を学ぶ~」 
     講師:永田 悦子氏(一般社団法人リバースプロジェクト 幹事)

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環境問題は、一方を解決しようとすると、他方を犠牲にしなければならないというジレンマに陥ることがあります。これはトレードオフと呼ばれ、環境問題の解決をより困難にしている原因でもあります。「THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」によるワークショップを通じて、トレードオフを解消し、目的達成のためのアイデア創出を体験します。
【第6回】「サステナブルライフを実現するためのアクションへ」~グループ発表&未来ダイアログ~
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【第6回】「サステナブルライフを実現するためのアクションへ~グループ発表&未来ダイアログ~
参加者グループによる、自分たちの暮らしをサステナブルなものに変えていくためのアクション、また、持続可能な社会を実現していくためのアクションについて発表を行います。後半は、連続講座で学んだことや私たちが目指したい未来について対話し、これからのアクションを継続していくための気づきを得ます。

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 ■講座後は、アクションの継続をサポート!■
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アクションを継続していくことは大変なことです。思い通りにいかないこともあるでしょう。学校や仕事、家事育児が忙しく、時間が取れなくなるかもしれません。そんな中でも「この活動をしていきたい!」という熱を維持できるのは、仲間の存在が大きいでしょう。この連続講座に参加し、6ヶ月の旅を共にしたみなさんが、講座後も定期的に集まり、近況報告や悩みを共有できる場所を作り、みなさんの活動をサポートしていきます。また、講座の修了者は※エコプラザ・コミュニティー・メンバー(ECM)に登録が可能で、希望者はエコプラザの企画にボランティアとして参加することができます。

※エコプラザ・コミュニティ・メンバー(ECM)とは …エコプラザの指定講座を修了した方を中心に、学んだ知識を活かし積極的に社会に貢献していただくための会員制の環境活動グループです。登録者は、 エコプラザのサポーターとして企画や講座などの運営ボランティアに携わることができます。

日時2023年9月~2024年2月全6回+オンライン交流会5回

【日程】
<講座>
第1回 2023年9月23日(土・祝)
第2回 2023年10月14日(土)
第3回 2023年11月4日(土)
第4回 2023年12月2日(土)
第5回 2024年1月13日(土)
第6回 2024年2月10日(土)

<オンライン交流会>※講師は参加しません
第1回 2023年10月4日(水)
第2回 2023年10月25日(水)
第3回 2023年11月22日(水)
第4回 2023年12月20日(水)
第5回 2024年1月31日(水)

【時間】
講座 13:30~16:00(受付は13:15~)
オンライン交流会 18:30~20:00(受付は18:15~)
会場講座:港区立エコプラザ
交流会:オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方(区外の方も参加できます)
講師滝沢 秀一氏(お笑い芸人兼ごみ清掃員)

【プロフィール】
1976年、東京都生まれ。太田プロダクション所属。東京成徳大学在学中の1998年、西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。「THE MANZAI」で認定漫才師に選ばれるなどコンビとしての実績をあげている中、2012年、妻の妊娠を機に、ごみ収集会社で働きはじめる。ごみ収集の体験をもとにSNSや執筆、講演会などで発信している。2018年、エッセイ『このゴミは収集できません』(白夜書房)を上梓したあと、
漫画『ゴミ清掃員の日常」(講談社)、『ごみ育』(太田出版)などを出版。2020年10月、環境省『サステナビリティ広報大使』に就任。同12月、消費者庁『食品ロス削減推進大賞』の委員長賞を受賞。

橋本 淳司氏(水ジャーナリスト)

【プロフィール】
水ジャーナリストとして水問題やその解決方法を調査、さまざまなメディアで発信している。水問題に関する近著に『水道民営化で水はどうなる』(岩波書店)、『水がなくなる日』(産業編集センター)、『通読できてよくわかる水の科学』(ベレ出版)、『日本の地下水が危ない』(幻冬舎新書)など。「Yahoo!ニュース 個人 オーサーアワード2019」受賞。

植月 友美氏(Enter the E CEO)

【プロフィール】
GEORGE BROWN COLLEGE(ジョージブラウンカレッジ)FASHION MANAGEMENT卒。18歳からファッション業界に入り古着のバイヤーなど経験。グローバルビジネスを学ぶため渡加、渡米。COLLEGE卒業後 NYで就労を経験、帰国後12年間日本の大手小売企業で店舗運営、バイイング、商品企画、事業開発、マーケティングなど担当。2009年、杜撰なファッション業界の環境破壊を目の当たりにし、人や地球に迷惑をかけずに洋服を楽しめる社会をつくること決意。人生をかけて、「地球と人が服を楽しめる社会の両立」実現を挑む。2019年ジャパンソーシャルビジネスサミット 審査員特別賞受賞。2019年ビジネスで社会問題を解決する集団、株式会社ボーダーレスジャパンにジョイン。

鈴木 核氏(元ドローダウン・ジャパン・コンソーシアム 理事)

【プロフィール】
自動車メーカーで海外市場向けの商品企画を担当し、欧州駐在を含め、世界各国を周っていたが、ある時「地球が好きだ」ということに気づき、メーカー勤務を続けながら仲間とNPO法人セブン・ジェネレーションズを立上げる。また、地元の市川市でも環境市民会議メンバーを務めるなど、幅広く活動を行う。2018年、「ドローダウン~地球温暖化を逆転する100の方法~」と出会い、日本で広める活動および出版を実現する活動を始め、2020年12月に出版される。ドローダウンの解決策を実行に移す勉強会を主催するなど、市民が参加できる活動を行っている。

永田 悦子氏(一般社団法人リバースプロジェクト 幹事/THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)公認ファシリテーター)

【プロフィール】
持続可能な社会を目指す理念のもと街づくりや地域おこしを主体とする一般社団法人リバースプロジェクト監事。教育イベント大学生版松下村塾メンター、志ある社会人が集うオンラインサロンのコミュニティオーガナイザーとして、熊本“復幸”支援イベントTRY KUMAMOTO、パーマカルチャーに学ぶ命の循環WS、などさまざまなプロジェクトを実行。2030SDGsカードゲーム、SDGsアクションカードゲームX(クロス)公認ファシリテーター。
定員連続参加:30名(先着)
単発参加:各回10名(先着)
参加費連続参加:6,500円(全6回分)
単発参加:各回1,500円
持ち物筆記用具

【当日の様子】
第1回 2023年9月23日(土・祝)実施
レクチャーでは、まず最初にごみの最終処分場の説明がありました。ごみを埋め立てできる量には限りがあり、全国の最終処分場の寿命の平均はあと23.5年と言われています。捨てるごみを減らすことで最終処分場の寿命を延ばすことができるとのことです。次に食品ロスについて説明がありました。秋になると、お米や果物などが、3月の引っ越しの時期はインスタント食品やお菓子などがごみに出されることが多くなるそうです。「とりあえずもらっておこう」「とりあえず買っておこう」という意識で手に入れた食べ物は、ごみになることが多いのではないかと説明がありました。「とりあえず」の意識を減らし、必要なものだけを買うように心がけることが大切であるとのことです。その他にも、衣服やペットボトルごみの状況や、私たちが今日からできることとして、紙の分別やマイボトル、生ごみコンポストなどの説明がありました。
後半は、ワールドカフェ形式の対話を実施しました。4人ごとにテーブルに分かれて、「あなたにとってごみとは何ですか?」をテーマに、それぞれが考えたことや思ったことなどを自由に話し合いました。
最後に、今日からチャレンジしたいアクションをポストイットに書き、模造紙に貼って共有しました。「マイボトルを買います」「コンポストを始めてみます」「ごみ拾いに参加します」などが書かれました。
講座を通じて、ごみの現状や課題を知り、自分にできることを考える機会となりました。

【当日の様子】
第2回 2023年10月14日(土)実施
レクチャーでは、家庭に入ってくる水と出ていく水の詳細について説明がありました。入ってくる水は普段生活で主に使っている「水道水」や「ペットボトル水」、雨によって流れてくる「雨水」、その他に、食品や製品に変身してやってくる「変身水」というものがあります。例えば、野菜を購入した場合、野菜が育つには大量の水をすでに使用していて、水が野菜に形を変えてやってきたことになります。肉を購入した場合も、牛や豚の飼料を育てるのにすでに大量の水を使用しています。カレー1皿で751リットル、牛肉ステーキ200gで約4,300リットルの変身水を使っているとのことです。また、家庭から出ていく水は、キッチンやお風呂、トイレなどの生活排水の他に、例えば、服を捨てる場合も、服の製造に使用した大量の水(変身水)を捨てていると考えることができます。私たちが生活に使っている水を意識するとともに、姿を変えてやってきている見えていない水「変身水」を意識して生活を見直すことも大切であると説明がありました。
後半は、ワールドカフェ形式の対話を実施しました。4人ごとにテーブルに分かれて、「あなたはこの世界にどんな循環があるとよいと思いますか?それはなぜですか?」をテーマに、それぞれが考えたことや思ったことなどを自由に話し合いました。
最後に、今日の気づきや今日からチャレンジしたいアクションをポストイットに書き、模造紙に貼って共有しました。「変身水など、隠されたものを意識することが大切」「知識の循環を作りたい」「人がつながっていくことから循環が始まる」「住んでる地域にすでにある循環や仕組みを調べ、できることからスタートする」などが書かれました。
講座を通じて、水の現状や課題を知り、循環を意識したアクションを考える機会となりました。

【当日の様子】
第2回 2023年11月4日(土)実施
レクチャーでは、ファッション業界が世界の環境に影響を与えている9つの問題について解説がありました。世界全体の二酸化炭素排出量のうち、10%以上がファッション業界からの排出と言われています。服の製造から廃棄までのプロセスの中で、「原料生産」の工程が1番多くの二酸化炭素を排出していますが、2番目に多く排出している工程は「私たちの生活」であり、洗濯やアイロンがけ、クリーニングなどで多くのエネルギーを消費しています。年間の洗濯回数の世界での平均は150~200回と言われている中で、日本の年間の洗濯回数は512回とのことです。洗濯は、エネルギー使用の他にも、水の大量消費、洗剤による水質汚染、衣類からの大量のマイクロファイバーの流出など、環境にかける負荷が大きく、また、服へのダメージも大きく服の寿命を短くするため、より多くの服を消費することにもつながります。不必要な洗濯を減らし、服を長く着ることで、環境への負荷を減らすことができると説明がありました。他にも、「森林伐採や土壌汚染」「動物福祉や人権問題」などの問題点について解説がありました。
後半は、ワールドカフェ形式の対話を実施しました。4人ごとにテーブルに分かれて、「あなたにとって持続可能な服とは何ですか?」をテーマに、それぞれが考えたことや思ったことなどを自由に話し合いました。
最後に、今日の気づきや今日からチャレンジしたいアクションをポストイットに書き、模造紙に貼って共有しました。「今持っている服を長く大切に着る」「素材を見て服の購入を考える」「服の交換会に参加する」「企業がどういう気持ちで洋服を作っているかを知る」などが書かれました。
講座を通じて、服にまつわる環境問題を学び、自分にできるアクションを考える機会となりました。

【当日の様子】
第4回 2023年12月2日(土)実施
レクチャーでは、ドローダウンと地球温暖化を逆転する方法について説明がありました。ドローダウンとは、地球温暖化の原因といわれている大気中の温室効果ガスの濃度がピークに達し、前年比でマイナスに転じる時点を指します。1年の間でもドローダウンは起きていて、地球全体の二酸化炭素濃度は、冬の間は増加傾向で5月ごろにピークになり、そこから夏の間は減少していき、また11月ごろから増え始めます。これは、夏の間は植物による光合成が行われ、大気中に放出された二酸化炭素が植物に吸収されるが、冬は緑が減る分、光合成も少なくなるため、二酸化炭素が吸収されず増え続けるとのことです。温室効果ガスを減らすには、そもそも排出を削減する方法と、緑などを増やし、排出された二酸化炭素を吸収する方法の2つがあると説明がありました。地球温暖化を逆転する具体的な方法としては、「食料廃棄の削減」「オンライン会議・在宅会議の促進」「女児の教育機会への投資」についての説明がありました。女児の教育機会への投資は、途上国における望まない結婚や妊娠を減らし、人口増加による電力や移動にかかるエネルギーの増加、食料確保のための森林伐採などを抑制する効果があると言われており、また、多くの人々の幸福度の向上を期待できる対策として、非常に注目されているとのことです。
後半は、参加者それぞれの関心をもとにグループを作り、実践したいアクションについての対話を実施しました。「食品ロスを無くすには?」「地元で農業をするには?」「人をワクワクさせる街とは?」「ごみを減らすには?」「異なる立場の人が楽しく生きていくには?」「物をごみにせず資源に変える仕組みとは?」というテーマが出ました。
最後に、今日の気づきや今日からチャレンジしたいアクションをポストイットに書き、模造紙に貼って共有しました。
講座を通じて、地球温暖化の仕組みと逆転する方法を学び、自分たちがやっていきたいアクションを考える機会となりました。

【当日の様子】
第5回 2024年1月13日(土)実施
前半は、カードゲームを通じて、環境問題を解決するアイデア出しのワークショップを実施しました。
カードには、SDGsにおけるトレードオフの事例が書いてあります。トレードオフとは、ある問題を解決しようと努力した結果、別の問題を生み出してしまうことをいいます。「水不足の地域で井戸を掘ったら、地盤沈下が起きて家が崩壊しそうになった」「環境のためにエアコンの使用を控えたら、熱中症になりかけた」「森林を増やし過ぎた結果、花粉症の人が急増し始めた」などの事例があります。ワークショップでは、カードを引いて出てきたトレードオフの問題に対して、リソース(資源)カードを使用しチームでアイデアを出し合いました。アイデアを出すポイントは、ゼロから考えるのではなく、既存のリソース(資源)を組み合わせて考えることが大切と説明がありました。また、自分自身をリソース(資源)として捉え、自分たちが持っているものを組み合わせ、問題解決のアイデアを考えることも重要とのことです。
後半は、第4回で作ったグループごとに集まり、地球と人に優しい未来のためにできることをテーマに、引き続きディスカッションを行い、グループごとに発表しました。
最後に、今日の気づきや感想をポストイットに書き、模造紙に貼って共有しました。
講座を通じて、トレードオフという現象と問題に対してアイデアを出す方法を学び、自分たちがやっていきたいアクションを考える機会となりました。

【当日の様子】
第6回 2024年2月10日(土)実施
前半は、「地球にも人にも優しい未来のためにやってみたいアクション」をテーマとした受講者によるグループ発表を実施しました。「食品ロスを失くすためには?」「自分にできるやってみたい解決策は?」「ゴミ(ロス)を減らすには?」「異なる立場の人が楽しく生きていくには?」「服をごみにしない仕組みとは?」「地元で農業をするには?」のテーマで6グループが発表を行いました。具体的なアクションとしては「それぞれの立場でほんの少しでも食への意識を変える」「SDGsに積極的な企業の商品を購入する」「個人のごみの分別だけでなく、地域のお祭りやイベントでのごみ分別を提案し資源の循環を促す」「服のアップサイクルとフリマを合わせたアプリの開発をする」「地元での農業を実現するために、既存のコミュニティに参加し同じような考えの仲間を作り、勉強会や体験会に参加して知見を深める」などの発表がありました。また、アクションを企画し実施していく上で「分かりやすさ、楽しさ、カッコよさを必ず盛り込み、一つ一つの企画がニュースになる仕掛け・工夫を欠かさない」「自分が感じている楽しさを近くの人に伝え仲間を集め、広がりや変化を生んでいく」ことも大切であるなどの発表もありました。
後半は、第1回から第5回までの講座内容を振り返り、その後、「この講座で得たもの、受け取ったものはどんなものですか?それは人にも地球にも優しい未来にどんな風につながっていますか?」というテーマでワールドカフェ形式の対話を実施し、それぞれが考えたことや思ったことなどを自由に話し合いました。
最後に、全員で輪になり、全6回の半年間の講座の感想を一人ずつ発表しました。「持続可能な社会となるためにいろんな考えを聞き、知見を広げる大切さを感じた」「同じ課題意識や志のある方と出会うことができ、仲間とともに支え合いながら考え行動していきたい」「環境問題や持続可能な社会と聞くと遠い世界のように感じていたが、多くの方と身近に感じていることを半年間を話し合ったことで、自分たちの生活につながっていることなのだと実感できた」などの声がありました。
半年間の講座を通じて、「ごみ問題」「水問題」「ファッションロス」「地球温暖化」など、環境問題を広く学び、お互いの思いやアイデアを継続的に話し合い、私たちのサステナブルライフを実現するために必要なことについて考える機会となりました。


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