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【終了しました】黒色すみれ音楽会~木で作られた楽器のお話と演奏~

2024年5月26(日)実施

木で作られた楽器をテーマに、「黒色すみれ」のレクチャーと演奏を併せた音楽会を開催します。黒色すみれは、アコースティックの音色を大切にし、クラシック音楽を基調に、シャンソンや日本歌曲のテイストを取り入れた楽曲を作り、演奏している音楽ユニットです。ヴァイオリンやアコーディオンなどアコースティック楽器の素材や構造、歴史ついて解説します。日本の楽器職人さんたちの新しい取組についても触れます。ヴァイオリン、ビオラ、チェロなどの音の違いや、音色を通した木のぬくもり、心地よさを感じましょう。

【2023年度の様子】

日時2024年5月26日(日)14:00~16:00(受付は13:30~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも(小学生以下は保護者同伴)
講師黒色すみれ(ミュージシャン)
定員50名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
エコプラザスタッフから、港区の地球温暖化防止の取組の一環として、あきる野市の市有林の一部を借り受け「みなと区民の森」づくりとして整備し、そこから生まれた間伐材を、エコプラザ始め区内の学校などの公共施設で使用していること、現在はあきる野市だけではなく全国約85の自治体とも協定を結び、区内の様々な場所や建物で積極的に使用している取組について説明しました。
ヴァイオリンのレクチャーでは、音が聞こえる仕組みである振動について学びました。また、振動を通す素材の違いによる音の変化を、トタンたらいやブリキ缶などの鉄製の物・ビニール製人形・木の板などを使った実演によって聴き比べました。木の板や箱を通すと非常にまろやかな音色になることを知りました。その後、子ども用ヴァイオリン・大人用ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの演奏があり、同じ木でもサイズにより音の高さや響きが違うことを確認しました。
アコーディオンのレクチャーでは、その構造について解説があった後、アコーディオン職人の動画を用いて使用する木材について学びました。鍵盤などに使用する木材は真っすぐな部分で、反らない木目を選ぶそうです。また、木目の数と響きには深い関係があり、木目が多くつまったものがよいが、地球温暖化の影響により木目が少なくなっていると説明がありました。
演奏では音響機材を使わない生音での演奏も披露され、木に囲まれた空間で木で作られた楽器が奏でる特別な音色を楽しみました。
地球温暖化が、環境や生物だけでなく楽器の音色にも影響を及ぼしており、地球温暖化や森林保全について考え行動することは、文化を守ることにもつながると知る機会になりました。


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