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【終了しました】ごみ清掃から見るSDGs~マシンガンズ滝沢さんと考えるごみ問題~

2022年11月26日(土)実施

日本国内の年間のごみの排出量は4,200万トンと言われ、東京ドーム約112杯分の量に相当します。食品ロスや海洋プラスチックごみ、環境汚染など、ごみは社会や環境と密接な関わりを持ち、様々な問題が発生しています。約22年後にはごみの最終処分場が埋まり、ごみが捨てられなくなると言われており、私たち一人ひとりのごみを減らす努力が求められています。この講座では、お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動するかたわら、ごみ清掃員として働く滝沢秀一さんが、自身の体験から見えてくるごみ問題やSDGsについてお話しします。身近な家庭ごみを題材に、分別の大切さやごみを出さないライフスタイルを滝沢さんと一緒に考えてみませんか。

日時2022年11月26日(土)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ、オンライン(Zoom)
対象会場:港区在住・在勤・在学の中学生以上の方
港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方 ※区外の方もご参加いただけます。
オンライン:港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方(区外の方もご参加いただけます)
講師滝沢 秀一氏(お笑い芸人兼ごみ清掃員)

【プロフィール】
1976年、東京都生まれ。太田プロダクション所属。東京成徳大学在学中の1998年、西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。「THE MANZAI」で認定漫才師に選ばれるなどコンビとしての実績をあげている中、2012年、妻の妊娠を機に、ごみ収集会社で働きはじめる。ごみ収集の体験をもとにSNSや執筆、講演会などで発信している。2018年、エッセイ『このゴミは収集できません』(白夜書房)を上梓したあと、
漫画『ゴミ清掃員の日常」(講談社)、『ごみ育』(太田出版)などを出版。2020年10月、環境省『サステナビリティ広報大使』に就任。同12月、消費者庁『食品ロス削減推進大賞』の委員長賞を受賞。
定員会場:20名(抽選)
オンライン:100名(先着)
参加費無料
持ち物会場:筆記用具

【当日の様子】
ごみを減らすための方法として、「ごみ集積所を綺麗に使う」という説明がありました。分別せずに乱雑にごみを出すと、資源として回収されることはありません。また、ペットボトルを回収ネットなどに入れず外に置いたままにすると、風で飛ばされ、川に落ちればそのまま海に流れていってしまう場合もあります。ごみ出しのルールを守り、きちんと分別することで、物をごみにせず、資源としてリサイクルされやすくなるとのことです。
フードロスの問題として、未使用の米や野菜、果物、インスタント食品などが捨てられている画像を交え、多くの食材がほぼ手つかずでそのまま捨てられている現状の説明がありました。購入時に必要かどうかを考える習慣を持つこと、また、無料でもらえるものだったとしても、食べないものや使わないものはもらわないことが大切であるとのことです。
最後に、「3R」に「RESPECT(リスペクト)」を足した「4R」の説明がありました。自分たちが買っている商品の生産者や販売員、ごみを回収する清掃員など、関わっている人たちのことを想像し、リスペクトの気持ちを持つことで、物を大切にする意識が生まれ、環境に負荷をかけない暮らしを実現していけるとのことです。
講座を通じて、普段の生活を見つめ直し、分別の大切さやごみを出さないライフスタイルについて考える機会となりました。


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