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【終了しました】黒色すみれ音楽会~木で作られた楽器のお話と演奏~

2025年5月25日(日)実施

木で作られた楽器をテーマに、「黒色すみれ」のレクチャーと演奏を併せた音楽会を開催します。黒色すみれは、アコースティックの音色を大切にし、クラシック音楽を基調に、シャンソンや日本歌曲のテイストを取り入れた楽曲を作り、演奏している音楽ユニットです。木に囲まれたエコプラザの空間で奏でられる特別な音の響きを楽しみ、音色を通した木のぬくもり、心地よさを感じましょう。

日時2025年5月25日(日)14:00~16:00(受付は13:30~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも(小学生以下は保護者同伴)
※区外の方も参加できます。
講師黒色すみれ(ミュージシャン)
定員50名(先着)
参加費無料
申込み方法4月20日(日)10:00~申込み開始
下記の申込みフォーム、またはお電話でお申込みください。申込みフォームからのお申込みは、受付メールを自動送信しております。定員に達した後の受付や申込み不備については、メールやお電話にてご連絡させていただくことがございます。そのような連絡がない場合は、ご参加確定となります。

【当日の様子】
最初に、エコプラザスタッフが港区の二酸化炭素排出量の現状と、脱炭素社会の実現に向けた区の取組みとして、区内の建築物に国産材を利用し二酸化炭素の固定を図っていること、林産地の森林整備を促進し二酸化炭素の吸収を高めていることを説明しました。
アコーディオンのレクチャーでは、使われている木の種類についてや、単音と和音の出る仕組みについて学びました。また、アコーディオンの仲間であるコンサーティーナの演奏が披露され、アコーディオンとの音の違いを感じました。
ヴァイオリンのレクチャーでは、それぞれの部分に使われている木の種類とその特徴について解説がありました。縁(ふち)の黒く細い部分はパーフリングと呼ばれ、一旦木材を削って溝を作り、そこに染めた紙や梨の皮を黒くしたものを埋めて作られているとのことです。装飾の意味合いの他に強度を保ち、衝撃から守るためでもあります。
また、通常ヴァイオリンはヨーロッパの松、スプルースを始め外国材が使われることがほとんどですが、今回は能登ヒバで作られたヴァイオリンが登場しました。裏、横板には国産のクリの木が使われています。弾いているとヒバのよい香りがするとのことです。ヒバは耐久性が高く湿気にも強いため、楽器材への使用の取組が行われています。
演奏では国産材と外国材の2種類のヴァイオリンと、ヴィオラ、チェロも演奏されそれぞれの音を楽しみました。
参加者からは、「国産の木で出来た楽器の音色を聴く事が出来て面白かったです」「森の木を入れかえる(50年サイクル)こと、その際に間引きした木を生活に使うことがCO₂の削減につながるなんて!」などの感想がありました。
音楽を通じて、国産材利用の大切さや新しい取組を知る機会になりました。


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